表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
74/240

74話 手加減


 大柄な体躯のエルフの男に殴られる。

 そして、闘技場の地面に俺の体は叩きつけられる。


 「ふははははは!! どうした! そんなものか、神とやら!!」


 大声でそう言ってくる。


 さっき会ったばっかなのに馴れ馴れしいな……

 コイツ……

 てか、痛くないな……

 そういえば、前に能力を確認した時に痛覚無効とか言うヤツがあったけ……


 

 事の発端は数十分前に遡るーーー




 「貴様! 俺と勝負しろ!!」


 は?

 何言ってんだ?

 コイツ……


 「おい、やめろ! ハザック!! おい! やめろとーーーー」


 「五月蝿ぇぞ……」


 そう言うと、一番偉そうなエルフーーー結構、細身ーーーの男性を殴る。


 「いっで……ぇ?」


 そして、その勢いのまま数m先に吹き飛ばされる。


 「よし! じゃあ、()ろうぜ! まさか……神が拒否らねぇよな?」


 こいつッ……!

 じゃあ、受けてやるよ。

 その挑発!


 「わかった。受け取ろう」


 「ありがとよ。じゃあな、神とやら」


 そう言って通り過ぎていくーーー

 すると、ネロが駆け寄ってきて……

 

 「おにーちゃん! 何であんな事いったの!? 今はーーー」


 俺は、ネロの言葉を遮る。


 「あぁ、そうだよ」


 その瞬間、テオスの口調が変わる。


 「でもな、ネロにーーーいや、皆に手を出そうってんなら話は別だ」


 「おにーちゃん……。わかった、頑張ってね。大好きなお兄ちゃん♡」


 そう言って抱きついてくる。


 「あぁ、行ってくるよ」

 

 ネロのあぁいう言動にも、流石に慣れてきたな……


 

 そう思いながら、闘技場と言われた場所へ向かって歩き出す。



 *   *   *



 アイオーン国、円形闘技場にてーーー


 『現在より王国近衛騎士、副団長ーーーハザック様と予言の神ーーーーテオス様の戦闘が開始されます。観戦したい方はお急ぎ下さい』


 そんな放送(アナウンス)が流れる。



 いや……見せ物じゃないんだけどなぁ〜……


 そう思いながら、空を見上げているとーーー

 ハザックが来ていた。


 「よぉ、逃げなかったみてぇだな! 良かったぜ♪」


 あぁ、今わかった。

 コイツは俺を痛ぶる気だ……

 どうしようかな?

 最初は様子見で力を出さないどこうかな。

 魔法も禁止だし。

 多分、無属性魔法で補助系の魔法なら大丈夫でしょ。

 最悪の場合は、無属性魔法を使おうかなぁ……

 てか、意外に観客席埋まってるな!

 嫌だなぁ〜……



 そう思っていると、また、放送(アナウンス)が流れる。



 『では、これよりーーー戦闘を開始します!』


 

 その声が聞こえた瞬間、ハザックが動く。

 うん。

 殴ってくるんかい。

 てか、何でスローモションみたいにゆっくり何だろう?

 まぁ、良いや。

 避けるのも面倒いし……受けよ。



 と言う経緯で、吹っ飛ばされたんだよなぁ〜

 はぁ、めんどくせぇ〜

 てかさ!

 こんな事してる場合じゃねぇんだよ!

 あの国王は命の危険がーーー



 「どうした? 来ないのか? 神々の王がこれなら、あのネロとか言う娘も大した事ないな」


 あぁ?

 お前、ネロを侮辱したな?

 よし……()せろーーー


 

 俺はハザックの元へ、普通に地面を蹴って距離を詰める。

 

 まぁ、地面蹴っただけで数m移動してるんだけど、今はこんな事どうでもいい。

 

 「な……」


 ハザックがそう声を漏らしているが、それも気にせずに回し蹴りを食らわせる。

 そうすると「ぶへッ!」と言いながら宙を舞い、地面に落ちる。

 


 『な……何とぉ〜! ここで、神ーーーテオスの反撃だぁあ〜!』


 

 このアナウンス、五月蝿いな……

 はぁ、このくらいじゃ気絶してくれないか……

 う〜ん……どうしようかな?

 人間を無傷で気絶させる方法……あっ!

 前にこめかみを狙って殴ると気絶させる事ができるとか言ってたな。

 ごめんな、あの王様の方が重態なんだ。


 そして、ハザックが立ち上がる。

 それと同時に……


 「なかなかやるじゃねぇか……。だが、これからだよなぁ!!」


 そう言うハザックに俺は小声で「ごめんな……」と告げる。

 その刹那、思いっきりこめかみを殴る。

 すると……ヒュンと言う音と共に、円形闘技場の壁……縁(?)の所まで吹っ飛び、ドゴォオンと言う音が響き渡る。

 そして、壁………う〜ん……まぁ、壁でいいや。

 その壁の破片ーーー立方体や菱型などの様々な形状をした岩や石ーーーが物凄い勢い(スピード)で飛んでくる。


 


 あ〜……これは、ハザック……脳震盪起こしてないか……?

 いや、そもそも生きてる……のか?

 うん…/もっと力加減を覚えよう……

 これじゃ、ルフスの事……悪く言えないや……



 そう思っている間にもアナウンスが流れいる。


 『予言の神ーーーテオスの勝ちだァアアア!!!』



 だが、当の本人には聞こえていない………



神の一撃ーーー

最後まで読んで下さり有難う御座います!


「面白い」 「次の話が気になる」と思って頂けましたら下の☆☆☆☆☆から応援宜しくお願いします!

感想やいいね、ブクマ登録などして頂けると励みになるので、どうぞ宜しくお願い致します!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] もう一人の俺結構挑発乗りやすいね??? 敗北者じゃけぇからの取り消せよ今の言葉で死んだりしないでね?????(わかる人にしかわからないネタ) 嫌だよそういうの????? 一撃で脳震盪…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ