73話 病気
事の発端は数分前まで遡るーーーー
部屋でゴロゴロしていると、ネロから念話が来た。
内容は『病人が出たので急いで準備して!』と、言うものだった。
なので、急いで準備してネロと合流して転移したのだ。
そして、現在に至るーーーー
う〜ん……意識はあるっぽいけど………
口がパクパクして……
ん? 身体が動いてーーーー……
こ……これは………!
右から見てたから気づかなかったけど、左半身が痙攣している!?
「す、すいません! この人、倒れる前に何か変なことってありました?」
「………変な事、ですか?」
「はい。いつもと違う事があったとか、些細な事でいいので」
俺がそう言うと、その男性は考え込む。
「う〜む、特に………あ! 倒れる前に何か言っていたのですが、それが何と言っているか聞こえませんでした。
それ以外には……特に…………」
そうかぁ……
左半身の痙攣………いや、感覚障害か。
そして、呂律が回らないと言うことは……言語障害。
先程、倒れたと言っていた。
と言う事は……バランスの障害もあった、と言うことか。
「あ……あのぉ〜 1つ宜しいでしょうか?」
「ん? うん、良いよ」
「最近、アーダ様は、頭痛や肩こりが酷いと言っておられました……」
マジかよ……
って事は、完全にあの病気の前兆だな。
「食生活はどうでしたか?」
「食生活ですか?」
「……そうですねーーー」
「いい加減しろッ!! 貴ッ様ッッ! どれ程、我等に質問する気だ!!」
大柄な男性がそう、声を荒げる。
うわぁ〜……
偏見だけど……
脳筋そうだなぁ〜
「このような事を聞いてどうなると言うのだ! アーダ様の症状が悪化していっている可能性がーーー」
「黙りなさい」
その声が辺りに響く。
その声の主はネロだ。
それに対して……
「あ? 貴様……今、何と言った? 我に『黙れ』だと?」
「はい、おにーちゃんの話を遮らないで下さい。もし……喧嘩したいのなら、お受けしますよ?」
ネロはそう挑発する。
「フン! このような幼子を痛ぶっても、面白くないのでな」
つまらないとでも言うように去っていこうとする。
「では、怖気付いた……と言うことで良いですね?」
ネロは挑発に挑発を重ねる。
「人を挑発するのが好きなようだな! 面白い! ならば、表へ出るが良い! 正々堂々、勝負をしようではないか!!」
そう言って、その男はネロに殴り掛かろうとする。
コイツ……ッ!!
そう思うと、咄嗟に掌がその大柄な男の拳を掴んでいた。
「おい……。何で手を出す必要があるんだ? なぁ?」
「な……! 何故!? レベル37の俺の拳を……!!?」
そう驚きながら後退していく。
「な、な……何者だ! 貴様は……!!」
「俺? 俺は……テオス。テオス・アフトクラトラスだ」
そう発した瞬間、王の側にいた1人の騎士が驚く。
「まッ! まさかッ! 貴方様が………あの、予言の神……なのですか?」
驚きつつも俺にそう聞いてくる。
予言の神?
どっかで………
あぁ〜……ピウスと会った時に似たような事言ってたな〜
てか、予言の神って何なの?
王の病気とはーー!?
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