表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【五章連載】ディオス・ウトピア 〜神々の王は平穏を望む〜  作者: 神威皇華
第二章 帝国奪還編
59/240

59話 狂気


 数日後ーーー


 帝国付近の国家にて。



 「いやぁ〜 皇帝代理デセオ様に来て頂き誠に嬉しく思います。またの機会にお会いいたしましょう!」

 

 小太りした男の胡散臭い声が響く。


 「あぁ、今後とも宜しく頼む。風神(・・)加護(しゅくふく)があらん事を……」


 「失礼ながらも質問させて頂きたい。先ほどの風神とは……まさか、未だに神々を信じていらっしゃるので………」

  

 「そうだが?」


 「こっ、これは、失礼を! では、そろそろ皇帝陛下の帝国へお戻りになられる時間帯ですよね。失礼いたします!」


 「あぁ、許す」


 そう、小太りした男に言うと、そそくさと部屋を出て行く。

 

 「はぁ……」


 (何が神は滅んだだ、生きているぞ! でなければ、魔法が存在している訳が無い! それに私はーーーー)



 「ーーー皇帝陛下!」


 「……? どうした?」


 「お迎えに上がりました」


 「そうか、ご苦労。私は疲れた故、眠る」


 「はい。どうぞーーー」


 そう言って、従者は皇帝を馬車に入れ自分も入る。

 そして、もう1人の従者に馬を走らせ帝国へと向かうーーー

 



 「ーーーー! ーーーーーか! ーーーーーー陛下!!」


 「……? どうした?」


 「そ……それが……帝国市民が反乱を始めている様で………」


 「何だと……? 私の完璧な政治にか?」


 「はい」


 (んな訳ねーだろ! バーカ!!)



 「おい、貴様」


 「はっ、はい! な……なんでしょう? 皇帝陛下」


 (あっ、あぶね〜 声が漏れてたのかと思ったぜ)


 「貴様……私に向かって馬鹿だと……? 馬鹿とは己より知恵が無いものに使う言葉だぞ? それを理解した上で言っているのか?」


 「は? 何を仰ってーーー」


 その刹那、男の視界が回転する。


 (は……?)


 その瞬間、鮮血が散る。

 その理由は、明確である。

 従者に首が飛んだのである。


 (な……ぜ………? 世界……がーーーー)



 「ふん。私を馬鹿にする者はどの様な奴であろうと許さぬ。何故なら、私は神に……いや、風神様に選ばれたのだからーーーー」


 彼は、手を広げて嗤う。

 兄を殺し圧政を行う第二代目皇帝デセオ皇帝陛下の正体は風神の眷属である。


 「ふ……ふふふ、ふははははははははははははははははははははははははははははっ!」


 狂気に満ちた声が馬車に響くーーーー



 *   *   *


 図書館横の不思議部屋にてーーー

 そこには、全員が集まっている。

 そして、映像が流れている。

 デセオの映像だ。


 「ーーーこれが、数時間前の映像です」


 とムニンが告げる。



 おいおい、マジかよ……

 これが今の皇帝……

 やばいじゃねぇか。

 前々から聞いていたが……聞いたのと見たのじゃ全然、印象違うぞ………

 え〜 こんな狂ってる奴どう王座から引き摺り下ろすの?

 てか、だれがネクロの代わりに王様やるの?



 「ねぇ、ネクロ」


 「はい。何でしょう? テオス様」


 「あ、あぁ……うん。ネクロは王様にならないんでしょ? だったら誰が王様やるの?」


 「? テオス様ですが?」


 「え……?」


 は?

 どう言う事?


 「え? では、フィリアに……」


 「いやいや! 待ってお父様! 私じゃこんな大役、無理! テオス様じゃなきゃ……」


 コイツ……演じてる様にしか見えないんだが………?

 フィリアさん?

 なんで、目を逸らすのかな……?

 はぁ……後で、どうにかしてもらう為にムニンに相談しよ。


 「ネクロ。皇帝はどうするのですか?」


 シルが問う。

 「う〜ん」と小さく呟いてから、


 「……皇帝は今、裏勢力ーーー即ち、殺し屋等の稼業の人物達と関係をもっています。ですからーーー」


 「そう言う事ならば、こちらにお任せください。ネクロ殿」


 その声が聞こえた方に振り返ると、ラプラスが居た。


 「……そうですね。貴方達が一番適任ですね」


 「時間は掛かりますが良いですよね? 団長」


 「はい。アーテル様には私が連絡しておこう」


 「感謝します、団長。では、計画は……第二代目皇帝の秘密を全て暴露し王位を剥奪する、でよろしいですね?」


 そうして、皇帝の王位剥奪が決まったーーー



正式に帝国、皇帝の王位剥奪決定!!

最後まで、読んでくださり有難う御座います。


「面白い」 「次の話が気になる」と思っていただけましたら下の☆☆☆☆☆の応援宜しくお願い致します!

感想やいいね、ブクマ登録などして頂けるととても励みになりますので、何卒宜しくお願い致します!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] え~っそういう流れ~!? 神兼皇帝で平穏な暮らしを望みたい~!?!?!?(絶望的な文章) 神が人間に干渉している程度が今回読み取れて、とっても興味深いです!!!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ