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【五章連載】ディオス・ウトピア 〜神々の王は平穏を望む〜  作者: 神威皇華
第二章 帝国奪還編
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56話 皇城


 そして、帝国内部の路地裏に出た。

 

 どうなってんだ?

 あの地下空間?


 

 「テオス様、行きましょうか」


 「そうだな」






 そして、市場や組合(ギルド)を回って話を聞いた結果ーーーー

 帝国(ここ)の皇帝ーーーネクロの弟ーーーがとんでもない圧政を敷いている事がわかった。

 そして、ネクロの弟ーーーデセオと言う人物は、ネクローーーヴェルデの死因が”他殺“や”自然死“などでは無く、”死“んだーーーーいや、自らで殺した事すら隠し、“病気”により床に臥していると、言ったらしい。


 

 本当に不愉快だな……

 ってか、本当にこんなクズ存在するんだな……

 市場や組合の人達はあんなにも優しかったってのに………





 「では、一旦……城の衛兵の所に行きますか」


 「は? 何言ってんの? てか、今……皇城に入れないんじゃないの?」


 「そうですね。一般人は入れませんが、私が行けば入れます。私を除け者にする事は流石にあり得ないでしょう」



 その自信は何処から来るんだ………?


 

 そして、暫く帝都の近くを歩いてーーーやっと、皇城に着いた。




 「では、少し待っていて下さい。話をつけて来ますので」


 「あぁ、わかった」


 そう言って、ピウスは皇城の真正面の門へ近づいていく。

 そして、2人の衛兵に止められる。


 

 うん。

 普通に考えて、こうなるよね。








 「おい! 貴様、止まれ!」


 1人の衛兵がピウスに声をかける。


 「はい?」


 「はい? じゃない!」


 ”止まれ“と言った衛兵は思わず突っ込む。


 「おい、何者だ?」


 あと1人の衛兵がそう問う。

 それと同時に疑問符が浮かぶ。


 (ん? この服装……どこかでーーー)


 「私ですか? 私はーーー」


 ピウスが自らの名前を言おうとした瞬間、その言葉が遮られる。


 「ピウス! 遅いぞ!」


 そう言った人物は金髪の幼児だ。


 「あぁ……ランスじゃないですか」


 その瞬間、1人の衛兵は悟った。

 (ま、まさかっ! ピウス……ピウス………? 何処かでーーーーって、ピウス様!?)


 「ふん! 僕にはランプロスと言うーーー」


 「お、おいッ! 貴様、いえ、貴方様はまさかーーー」



 なんか、ピウス揉めてね……?

 ちょっと、行くか!



 「ところで、妹君と姉君はどちらに?」


 「む? エノはもう少しで来ると思うが……フィリア姉様はーーー」


 「おい! 聞けと言っているだろう! 貴様!」


 「おい、やめろ。首が飛ぶぞ」


 もう1人の衛兵がこっそり囁く。


 「はぁ? 何を言っているんだ?」


 「あぁ、お前は新入りだから知らないのか。この帝国の教会の教皇猊下様の御名前ーーーー」


 「だから、何だとーーー」


 「すいません。入っても宜しいでしょうか?」


 「ッ! はいっ! どうぞ、お入りください!!」


 「おっ、おい! 何勝手にーーー」


 「黙れ。死にたくなければ先輩(おれ)に従え」


 そう言われ衛兵は黙る。

 そうして、1人は困惑しながら、もう1人は尊敬しつつ、皇城の門を開ける。


 「ありがとうございます。では客人を入れても良いでしょうか?」


 それに対し、ピウスは感謝し、衛兵に問う。


 「はっ! どうぞ! 教皇猊下様!!」


 そう言って、1人の衛兵が頭を下げる。


 「いや、私は……」


 「お〜い、ピウス! 大丈夫?」


 「あぁ、これはこれは、テオス様。お呼びに行こうと思っていた所でしたのに……」


 「いや、良いよ。別に……」


 ピウスのその言葉を聞き、1人の衛兵は驚愕する。


 (なっ……! かの教皇猊下とも呼ばれる御方が()だとっ………?!)


 


 「では、門も開きましたし、行きましょうか」


 「そうだな」


 「おい! ピウス! 無視するなぁ!」


 そう言う、幼児の声が聞こえる。


ピウスの正体はこの帝国の教皇猊下?!

読んでくださり有難う御座います。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 帝国民から見たテオス様の立ち位置が気になる所ですね。 色んな存在から主様呼ばれているわけですが、国民からは案外下に見られていたりして!?
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