13話 災害の予兆
俺は自分の部屋を出て、キッチンに行こうとしたが、昨日風呂に入ってないことに気づいた。
なので、皆が起きてくる前に風呂場に向かった。
ーーだが、この時の俺はこの行動が何をもたらすかわかっていなかった。
「おぉ〜〜〜」
俺は目の前に広がる景色に感動していた。
なんでかって? 風呂場がとても広いからである。
うん、てか……ここ風呂場って言うより大浴場じゃね?
……?
なんで俺の世界の物があるんだ?
<解。主様が創造魔法-『創造構築』を使用したのでその膨大な魔力が細部にまで影響を及ぼしました。そして、なぜ主様の世界の物が有るのかについてはそれらを使って生活をしていたからでしょう>
あぁ、そうか。
まぁ…魔法は想像力だもんな……
そう納得し、体を洗い浴槽に浸かる。
数分後ーー
叡智之神がこう発した。
<告。生体反応を確認しました。歩き方、体格、容姿から個体名:ルフスだと思われます>
いや……もうその時点で確定だよね?
で、ルフスは今どこにいるの?
<解。大浴場の前です>
……は?
そう思うと扉が開くとルフスはズルッと前屈みに倒れた。
* * *
どうやらルフスは寝ぼけて入ってきたと思われる。
……はぁ、この後どうしよう? 部屋に送るか……
そうして俺はルフスを部屋まで送った。
そうすると、全員寝ていたので「良かった…」と少し思ってしまった。
ん? どうやって送ったのかって?
背中に担いで送りました。
ん?
<告。緊急事態です。魔力の高ぶりを検出ーー>
ーーは? どゆこと?
<ッ!! 訂正。魔力を吸収している存在がいる模様>
ッ! マジかよ!!
叡智之神‼︎
<了>
そうして、俺はその魔力を吸収している存在の所に転移した。
* * *
ーーーーそして、悪魔が存在する魔界にて、
テオス達を観察する影が一つ。
「クハハハハッ」
(面白いことになりそうだ。そして、この御方の傍に居れば面白いことが起こるのでは?)
そう1人で思案する。
そして、その悪魔は邪悪に笑う。
その悪魔の正体は、悪魔達の皇帝……魔帝である。




