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第60話 【八剣】の第2席

☆★☆★ 好評発売中 ☆★☆★


「魔王様は回復魔術を極めたい~その聖女、世界最強につき~」第1巻がブレイブ文庫様より発売されました。イラストレーターはふつー先生です。

重版したいのでよろしくお願いします!!


挿絵(By みてみん)

◆◇◆◇◆ ただならぬ予感 ◆◇◆◇◆



 バーミリア・ザム・フロルティアは荒れていた。


 1年前、聖クランソニア学院にて重大な暴行事件を起こし、復帰後も再び暴行事件を起こした。後者についてお咎めはなかったが、本物の悪(ヽヽヽヽ)に触れた彼は聖クランソニア学院を自らの判断で辞めた。真っ当に生きようと誓った矢先、父が多額の借金を抱えていたことが発覚した。結局父は爵位と領地を売り払い、問題児であった自分だけを捨てて、母や兄妹と一緒に蒸発した。


 1人王都に残ったバーミリアは屋敷に残っていた金品をできるだけ回収し、ひと目を忍ぶように下町の酒場で酒を呷っていた。


「くそ! なんでこうなった!!」


 水で割ったバーボンのグラスをカウンターに叩きつける。

 それを見て、野暮ったいカマーベストを着たバーテンダーが眉を顰めた。


「お客さん、そろそろ店じまいなんですが?」


「うるせぇ! 酒だ! 酒を持ってこい!!」


「酒ってね。あんた、本当にお金を持ってるの? 身なりは良さそうだけど」


「店主が客を疑うのかよ」


「客を謳うなら、これまでの代金を払ってからにしてもらおうか」


「なんだと!!」


 バーミリアはバーテンダーの胸ぐらを掴む。

 ナチュラルに悪人顔のバーミリアに凄まれれば、どんな人間も悲鳴の1つも上げるものだが、バーテンダーは冷静だった。指を1つ鳴らすと、店の奥の方から如何にも用心棒という男が2人現れる。両者とも立派な体格をしており、1人はバーミリアよりも背丈が大きかった。


 バーミリアも負けてはいない。

 冷静というわけではなかったが、状況を楽しむように鼻息を荒くする。


「なんだ、てめぇらは。やるってのか! ああ!?」


 バーミリアは鼻先がくっつくほど、酒場の用心棒に近づいた。





 5分後……。

 バーミリアの姿は酒場の裏手にあった。

 用心棒の打撃によって、あっさりと突き飛ばされるとゴミ捨て場に突っ込む。

 生ゴミと酒のひどい匂いが、半分意識を失っていたバーミリアを覚醒させた。

 薄く瞼を開けると、用心棒から罵詈雑言を浴びせられる。

 バーミリアはとっくに裸に剥かれ、さらに辱められていた。


「2度来るなよ、粗〇ン野郎!」


 最後には挑発ポーズを送ると、酒場の裏口のドアが閉まる。

 目の前には金だけ抜かれた財布がポツンと置かれていた。


 家も家族も家臣もなくした。

 なけなしの金も巻き上げられ、暴力への自信も喪失した。

 残ったのはお情けで残してもらえた下着ぐらいなものだろう。


 バーミリアはその時初めて泣いた。

 ひとしきり泣いた後、人気がないことを見計らってから裏通りを出る。

 ほとんどの家や商店が寝静まり、王都は真っ暗だ。

 街灯の明かりを頼りに歩いていると、何か鋭く光るものがバーミリアの視界に入る。闇夜であろうと、すぐにわかった。それが刃物であることを。


 バーミリアの脳裏に浮かんだのは、最近王都を賑わしているという辻斬りの存在だ。衛兵たちが血なまこになって捜しているらしいが、未だに逮捕されていないらしい。


(こいつが辻斬り……?)


 先ほどの用心棒も強かったが、自分の方に迫ってくる殺気はその比ではない。

 バーミリアは逃げなかった。悪童としての矜恃――そんなものではない。

 単純に足が竦んで、体が動かなかったのだ。


 次の瞬間、辻斬りとおぼしき犯人は、バーミリアの前で止まった。


 全身を黒のローブにすっぽりと包んだ辻斬りは、被っていたフードを解く。現れたのは見事な銀髪と血のように赤い瞳だった。

 その姿を見た時、バーミリアは小さく悲鳴を上げながら、尻餅をつく。


「お、お前は……」


 忘れもしない、銀髪と赤い瞳。

 バーミリアが今のようになった――いわば宿敵のような存在と瓜二つだった。


 一方、辻斬りは完全に戦意喪失したバーミリアに剣を振り下ろすわけでもなく、歪んだ笑みを浮かべてこう言った。


「君……、強くなりたくないかい?」



 ◆◇◆◇◆



 聖クランソニア学院の講堂に全校生徒が集められ、式典が行われていた。

 講堂は実に厳かで、独特の緊張感はちょっとした咳払いすら許さない雰囲気がある。入学式とは違う空気の正体は式の性質もあるが、やはり今登壇した人物のせいであろう。


 リュクレヒト・マインズ・セレブリア。

 この国で知らぬものはいない、セレブリア王国の国王である。


 聞けば国王が聖クランソニア学院に来校するのは、ほぼ1年ぶり。

 その前は5年ぶりと聞いた。

 国王だけではない。国の上級家臣や有力な貴族の姿もある。

 イザベラの父親も姿を見せていた。

 国王は入学式や卒業式にも参加しないことが多いのだが、それでも今こうして講堂の壇上に立っているのには、当然訳がある。


「エリアナ・ルヴィエ。前へ」


「はい」


 司会進行が1人の学生の名前を呼ぶと、凛と返事が聞こえた。

 椅子を引く音に続けて、誰かが花道を歩いていく足音だけが講堂に響く。

 かなり背の低い生徒なのだろう。花道の両脇には生徒がいるため、我の方からその姿を見ることはかなわない。微かに確認できるのは、半月状の黒い頭で、まるで逆さになった皿がふわふわと動いているようだ。


 我がその姿を確認できたのは、生徒が壇上に登壇した時だった。

 墨で絞ったような真っ黒な髪と、対照的な真っ白な肌。

 我らよりも1学年上とは聞いているが、我よりも背丈は低く、子どもというよりはまるで人形が歩いているような可愛げな感じを受ける。しかし、真っ直ぐ目の前のものを射抜く黒い瞳は力強く、何より纏う剣気には覇気がある。


「あれが【八剣(エイバー)】の第二席ですか。随分と小さいですね」


「ルーちゃん、しぃー!」


 思わず感想が漏れて、側にいたハーちゃんに叱られる。


 本日の主人公は国王の前まで進み出ると、膝をついて頭を垂れた。

 その国王の両手には一振りの剣が乗っている。

 美しい剣だった。薄く青みがかった剣は南国の海を凍らせ、固めたような美しさを感じる。柄のデザインがまたオシャレで、氷でできた大輪の薔薇を想起させた。


(あれが聖剣【氷華蠍剣(アイスコーピオン)】か。噂には聞いていたが、聖剣としてふるうには勿体無い美しさだな)


 本日は長らく持ち主が不在だった【氷華蠍剣(アイスコーピオン)】の戴剣式(たいけんしき)だ。そして【氷華蠍剣(アイスコーピオン)】の新たな持ち主となったエリアナを、聖剣使いとして認証する式典が合わせて行われる。

 在学中に、聖クランソニア学院の生徒が聖剣使いに選ばれたのは、長い学院の歴史において2度目。しかも、2年連続の快挙らしい。


 学院にとっても、国にとってもめでたいことだが、やはりまずは本人だろう。

 身長こそないが、筋肉はそれ自体が芸術品と呼べるほどよく引き締まり、またしなやか。しかし最も目をつけるべきは魔力量だろう。ゆっくりと身体から立ち上る魔力は、通常の17歳のレベルを優に超えている。エリアナ本人の潜在能力の高さゆえだが、人間でありながらあそこまで鍛え上げるのは並大抵のことではない。


「よくぞ聖霊に仕える騎士として、その高みに達した。これからも聖剣【氷華蠍剣(アイスコーピオン)】とともに、教会と民を守るのだ」


 本来、聖剣は太主官と呼ばれるルヴィアナ教のトップが渡すものだ。

 しかし、太主官はルヴィアナ教の総本山にて、常に祈りの儀式を行い、世界の平和と不浄なる者を浄化し続けているという。本来であれば各国支部の教区長こそが代役となって行われる儀式だが、ルヴィアナ教を国教とするほとんどの国の国王がその任にあるため、戴剣式はその国王の下で行われるのが常なのだという。


 そもそも聖騎士とはルヴィアナ教の信者や教会そのものを守るために生まれた組織だが、今はそれも形骸化している。国が抱える聖騎士、はたまた神官、聖女の多さは、戦力のバロメーターにもなっていて、もはや国にとってなくてはならない存在になりつつあるそうだ。


「謹んでお受けいたします。国のため民のため、聖霊ルヴィアナ様のもと平和のために戦うことを誓います」


 国王から儀礼的に受け取り、学生でありながら聖剣使いと認められたエリアナは、戴いた聖剣【氷華蠍剣(アイスコーピオン)】を集まった貴族や生徒たちの目の前で掲げる。新たな聖剣使いの誕生に、みんなが沸き上がった。


「すごいね。わたしたちと1歳しか違わないのに、聖剣使いとして認められるなんて。……ルーちゃん? どうしたの? もしかして聖剣を魔族が作ったから、素直に喜べないとか?」


「いえ、そうではなくて……。私、あの方をどこかで見たような気がするのです」


「あの方って……。エリアナさんのこと? 学院で見かけたとか?」


「それはあり得ないッスよ」


 周りが盛り上がる中、近くにいたネレムが我らの会話に割って入ってきた。


「エリアナ・ルヴィエは今日久しぶりに登校したはずです。あたいらが入学する前から、聖剣使いになるための認証試練を受けていたはずスから」


「あと気になったのですが、エリアナさんにはセカンドネームがありませんね」


 セカンドネームは貴族だけが許されている。

 そのほとんどが爵位の名を名乗っているものが多いが、稀に母の姓を入れたり、ご先祖の中で有名な姓を名乗ったりすることもあるそうだ。

 つまり、セカンドネームがないということは、エリアナ・ルヴィエは平民であるということを指すのである。


「そうだよ。エリアナさんは平民だよ。平民で初めて聖剣使いだって」


 同じ平民であるハーちゃんが少し興奮した様子で、説明してくれた。


 なるほど。平民出身か。

 特別であることが頷けるな。

 それにしても貴族どもがよく許したものだ。

 平民で初めてということは、それまでずっと貴族の中から聖剣使いが選ばれていたということになる。権威主義者の塊のような奴らから考えると、平民出身の聖剣使いの登場はあまり歓迎すべきではないはずだ。


(それだけエリアナの実力が突出していたということでもあるが……、あるいは)


 戴剣式は過不足なく、戴剣の瞬間を除けば終始厳かに行われ、終幕した。

 式典が終わった後も、我はしばし余韻に浸る。

 瞼を閉じると、黒髪黒目の少女の姿が浮かんだ。


「エリアナ・ルヴィエか……」


 強さの一端を味わってはみたいが、我は聖女で、向こうは聖騎士――しかも聖剣使い。喧嘩でも売ってこない限りは相見えることはまずあるまい。そしてエリアナは無駄に挑発したり、喧嘩をしたりする相手ではなさそうだ。


 いかんいかん……。


 どうも強者を見ると、身体が疼いてしまう。

 転生しても魔王時代の悪い癖が抜けん。

 おかげで方々に喧嘩をふっかけたために、大魔王などと呼ばれ、世界から疎まれておったというのに。

 まあ、それがなければロロと出会うこともなかったわけだが。


 我は聖女候補生で、修行の身だ。

 まずは回復魔術を極めることが先決であろう。



 ◆◇◆◇◆ エリアナ・ルヴィエ ◆◇◆◇◆



 エリアナはその日、数ヶ月ぶりに聖クランソニア学院に登校した。

 先ほど戴剣式を終え、夜には祝賀会が予定されているのに、彼女が向かったのは、校舎最上階にある聖クランソニア生徒自治会と書かれた部屋だった。


 エリアナは薄紫色の髪をしたおさげの少女を従え、部屋に入っていく。

 神殿のような趣のある部屋の中には、大きな円卓と椅子が並べられていた。


 椅子は8席あるが、座っているのは、わずか3人だけ。

 1人は紫色の髪に、褐色の肌。顔に隈取りをしたダークエルフの生徒。

 2人目は派手なピンク髪に、濃いめのルージュを引いた男。

 最後に眼鏡をかけた、如何にも几帳面そうな男だった。


 入ってきたエリアナを確認すると、三者三様の反応を見せる。

 そのうち、椅子を立って迎えたのはピンク髪の男だけだった。


「あーら、エリアナちゃん。おかえり! 戴剣式、見てたわよ。立派だったわぁ」


「ありがとう、グリフィル。ごめんね。エリアナの留守の間、自治会長代理を任せちゃって」


「気にすることはないわ。それにシルヴィちゃんが、お仕事をほとんど片付けてくれたからね。あたしは書類のチェックだけで済んだわ」


 エリアナの後ろに控えた薄紫髪の少女に声をかける。

 シルヴィと呼ばれた少女は顔を赤らめつつも、手を振った。


「そ、そんなことはないですよ」


「シルヴィもありがとう」


「お礼を言われるようなことはしてないよ。エリアナちゃんだって……あっ。エリアナちゃんは流石にまずいか。聖剣使いになったんだもんね」


「別にエリアナちゃんでいい。エリアナはエリアナだから」


「そ、そう?」


「おい。エリアナちゃん(ヽヽヽ)。とっと会議を初めてくれや。あんたにとっても晴れの日に、うちらをここに呼び出すって一体何事やの?」


 やや西方のエルフ訛りがきつい言葉を部屋に響かせたのは、ダークエルフの生徒だった。円卓に足を投げ出し、ややぶっきらぼうな姿勢でエリアナを迎える。スカートは短く、足も投げ出してるせいで際どい部分が見えそうになっていた。


「おい、アリアナ。エリアナさんはもう聖剣使いだ。第四席ごときが暴言を吐いていい相手ではない」


「うっさい、カイル。あんたこそ、第六席のくせにうちに暴言を吐いてええの? さっきうちの生足を見たくせに。このむっつりすけべ!」


「なっ! ふざけるな! 誰がお前の生足なんぞ!」


「なんややるっていうんか? エエで。久しぶりに稽古を付けたるわ」


 2人とも同時に椅子を蹴る。

 腰に差した剣に手をかけた。

 しかし、すぐに2人の動きが止まる。

 直後、冷たい空気が互いの頬を撫でた。


「なんや?」


「これは?」


 気がついた時には、アリアナとカイルよりも先に剣を抜いているものがいた。

 その場で切って捨てることまではしなかったが、【氷華蠍剣(アイスコーピオン)】が撒き散らした冷たい魔力は、将来有望な聖騎士に与えられる【八剣】の称号を持つ2人の動きを完全に止めてしまっていた。


「喧嘩はダメ」


 【氷華蠍剣(アイスコーピオン)】から散らされた魔力と同じく、エリアナの声が薄ら寒くそれぞれの耳朶を打つ。いつ抜いたかわからない剣と、その後の魔力の鋭さに第三席たるシルヴィは息を呑みつつ、エリアナに同調する。


「そこまでです、2人とも。【八剣エイバー】同士の私闘は禁止しているはず。第一席との約束を忘れたの?」


「そうよん。あたしたちが争っても何の利もないわ。仲良くしましょ」


 グリフィルがウィンクする。

 それでアリアナとカイルのわだかまりが収まったわけではなさそうだが、それぞれ剣から手を離すと、それぞれの椅子に座り直した。


 他3人はアリアナとカイルが着座したのを見てから、それぞれの席に座る。

 すると、エリアナが切り出した。


「みんな、突然呼び出して、ごめんなさい。あとグリフィルには言ったけど、エリアナがいない間の治安業務、ご苦労様」


 エリアナはみんなに向かってぺこりと頭を下げる。


「ご苦労様と言われてもなあ。うちらも就職活動に忙しくて、ろくに学院に来てなかったし」


「そうね。ミカギリの件もあって、しばらく活動休止せざるを得なかったしね」


 グリフィルが無念そうに頷く。

 【八剣(エイバー)】の第七席ミカギリ・ザザが1年生の授業に乱入し、横暴を働いたことは、学院の上層部の耳にも入ることになった。

 本来聖騎士候補の成績順位のうち上位8人がなれる【八剣(エイバー)】は、生徒独自の自治組織として、自主的に学院を守ってきた。教職員や聖騎士たちが目の届きにくい問題や、生徒間でしか解決できない事件に取り組むことによって、聖クランソニア学院は一部の生徒自治を認めてきたのだ。


 しかし、ミカギリの件があり、それを今見直そうという流れになっていた。

 つまり生徒自治会存続の危機を迎えていたのだ。


「生徒自治を【八剣】が担うことは、学院の伝統です。なのにミカギリは」


 カイルは円卓を叩き、怒りを露わにする。


「第一席が不在の時に限って……」


 そこまで言いかけて、シルヴィは口を噤んだ。

 言葉を聞いて、エリアナは一瞬俯いたあと、前を向いた。


「うん。だから、レオハルトが帰ってくる前にこの問題に対処すべきだと、エリアナは思う」


「それがうちらを呼び出した理由か? なら、具体的にはどうするんや?」


 アリアナの質問に、エリアナは少し声を顰めてこういった。


「エリアナたちで、辻斬りを捕まえるのよ」

ここまでお読みいただきありがとうございます。

「面白い!」「更新はよ!」「続きを読みたい」と思っていただけたら、

ブックマークと、下欄にある評価を☆☆☆☆☆から★★★★★にしていただけると嬉しいです。

小生、単純な人間ですのでポイントが上がると、すごくテンションが上がります。

是非よろしくお願いします。

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― 新着の感想 ―
[一言] >バーミリアはとっくに裸に剥かれ、さらに辱められていた。 掘られたんです?
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