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第57話 魔王様の使い魔➀

☆★☆★ 明日!! 書籍第1巻発売!! ☆★☆★


ついに明日発売です!

書店でお見かけの際には、是非よろしくお願いしますm(_ _)m


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)

「皆さん、ご機嫌よう」


 教室に入るなり、我は挨拶する。

 Fクラスのクラスメイトから「姐さん、おはようございます」というキレのいい挨拶が返ってきた。いつも通りの日常。入学式後のお通夜のような雰囲気とは雲泥の差だ。


 それにしても今日のクラスメイトたちは随分と浮かれているようだ。

 教室全体が浮かれた空気に包まれ、何やら無性に嬉しくなってしまう。


「今日はなんだかみんな楽しそうですね」


「たぶん使い魔の授業があるからじゃないかな」


 使い魔というのは、獣や魔獣、果ては精霊などが、別の知的生命体によって使役された者たちをいう。魔術を使える者なら誰でも使い魔を持つことができ、人族はもちろんのことエルフや魔族、はたまた魔術を操る魔獣も使い魔を持つことがある。


 使い魔となったものは魔力を帯びるとともに、それぞれの得意能力を活かして、主人をサポートする。言わば、相棒である。


 昔は我も森や山に分け入り、使役に適した獣や精霊を探したものだが、最近では使い魔用に調整されたものを飼い慣らすのが一般的なのだそうだ。


 聖クランソニア学院では、聖女候補生のみが受講と使役を許されている。

 聖騎士や神官と違って、直接的な攻撃力を持たない聖女にとって、使い魔は優秀な攻撃手段であり、同時に盾となり得るからだ。


「なるほど。だから、みんな浮かれているのですね」


「ルーちゃんは楽しみじゃないの?」


「私はその……」


 当然、大魔王だった時には使い魔がおった。

 しかも何千などという数に収まらない。何億という単位でだ。


 我は剣術、槍術、拳闘術など様々な術理を極めてきた。

 今は魔術――とりわけ回復魔術を極めておるわけだが、使役術も極めていた。使役術というのも凝るとなかなか大変でな。動物や魔獣、精霊をコンプリートをするぐらいならまだ序の口。珍しい虫や微細生物、果ては人の手が及ばぬ深海に棲む生物。最終的には世に生息するすべての生物が欲しくなってしまう。魔薬めいた魅力ある術理なのである。


「中でもピンクゼリーといスライムの親戚みたいな魔獣の使役には骨が折れたものです。ア・ラームという特殊な魔導具でしか呼び寄せられないのですが、その魔導具を使うのにも、年に1度の7月7日だけに現れるレアモンスター星屑の牛車の牛角を素材としてとってこなければならないのです」


「あはははは……。大変そうだね、それ(ルーちゃん、相変わらず凄い)」


 ハーちゃんと朝の会話を楽しんでいると、すぐ授業となった。

 教室に入ってきた教官の手には、見慣れぬ箱がある。

 半透明になっていて、中が薄く見えているのだが、なんだ? 卵か?


「今からこの卵をみなさんにお渡しします。その後3日3晩肌身離さず持っていてください。最初に言っておきますが、温める必要はありません。ただいつ生まれるかは生まれてくる使役獣次第です。側に持っておかないと、主人と認めてもらえない可能性がありますから、この3日間は必ず持っておいてくださいね」


「先生、質問です。お風呂に入っている時もですか」


「はい。殻は熱に強くお風呂に入れても、溶けたり壊れたりすることはありません。ですが、中身が熱に弱い使役獣だと稀に死んでしまう恐れがあります。お風呂には長時間入れない方がいいですね」


 教官は的確に諸注意を我らに促す。

 使い魔には興味があるのか、座学よりもみんな熱心に質問していた。

 なかなかの熱気だ。どれ我も1つ質問してみるとしよう。


「教官、質問です」


「何かな、ジャアクさ――――ん゛ん゛ん! ルブルさん、どうぞ」


 咳払いした後、にこやかに我の発言に応じてくれた。


「明日トレーニングのために、ヘルカイト5匹を相手するのですが、卵は奴の炎に耐えられるでしょうか?」


 我の言葉に、Fクラスの教室がにわかに騒がしくなる。


「(げぇ! ジャアク――じゃなかったルブルさん、ヘルカイトとトレーニングしてるのかよ!)」

「(これ以上まだ強く――いや、さらにジャアクになるつもりか!?)」

「(ヘルカイトって、ドラゴン種の中でも最強種の一角だぞ。さすがジャ――じゃなかったルブルの姐さん!!)」


 同級生たちは騒然としていた。

 教官は少し明後日を見て、考えたあと、冷静に答える。


「うーん。ヘルカイトは炎が得意だから、ブレスなんてまともに食らったら、中身の使役獣が死んでしまうかもしれないわね」


「ではどうすれば?」


「そりゃあ逃げるか、躱すしかないわね」


「なるほど」


 教官の金言は胸にしみる。

 躱すことは我も考えていたが、逃げる提案までなされるとは。

 さすがは教官だ。


 早速、卵がクラスメイトたちに渡される。

 一見なんの変哲もない、それこそ鶏卵より一回りぐらい大きさだ

 不思議な感覚だ。使い魔と聞いても、さほど興味なかったが、こうやって持ってみると何だか自分が母親になった気分になってくる。これが母性という奴だろうか。

 昔は自分で捕まえていた使役獣だが、こうして卵から孵すのは我にとっても初めての経験だ。じわじわと楽しみになってきた。


「良い子に生まれるのだぞ」


 我は渡された卵に頬ずりするのだった。



 ◆◇◆◇◆



 卵を渡された当日の放課後。

 我はイザベラにお茶に誘われた。

 今度は公爵家ではなく、聖クランソニア学院の中のサロンだ。

 学院の生徒なら誰でも使えるが、実質的には貴族令嬢の憩いの場になっている。

 我も利用するのは初めてだ。


 我は今日の授業で質問が100個ほどあったので、教官に答えを求めていたら遅くなってしまった。


「ハーちゃんとネレムも先に来ているはずだけど」


 サロンの場所に到着すると、人だかりができていた。

 よく見ると、ハーちゃんとネレムが数人の聖女候補生に囲まれている。

 髪の結い方やアクセサリーからして、上級の爵位を持つご令嬢方であろう。


「ここは由緒正しきものたちが使える憩いの場」

「あなた、平民でしょ?」

「平民は男臭い下町のバーでミルクでも飲んでなさい」

「あなたたちのような下賤な生徒には使ってほしくないの」


 どうやらハーちゃんが平民であることをかこつけて、追い出そうとしているらしい。サロンはすべての生徒が使用できるはず。特権階級者の集まりではない。自分たちだけで楽しみたいなら、学校のサロンなど使わずとも、あの者たちこそ社交界なり何なり参加すればいいのだ。


「やめてください! 卵が割れちゃう」


「ハーちゃんの姐貴! 大丈夫ですか? ……くそ! 卵がなきゃ、こんなヤツらをぶっ飛ばすのに」


 なるほど。2人とも卵を守っているからか。

 かくいう我の腰から吊り下がった保卵袋にも卵が入っている。

 ちょっとした震動でも壊れる故に、あまりオーバーなアクションは難しい。


 さてどうしようかと思案していると、不意にサロンの前で声が響いた。


「下の位にいる者たちを下賤というなら、あたくしからすればあなたがたも十分下賤な存在ですわね」


「加えて、君たちは心まで卑しいらしい。ならばサロンを使用するのに、どちらがふさわしいか。考えるまでもないようだ」


 割って入ったのは、イザベラとテオドールだった。

 ズカズカと令嬢たちの輪に入っていき、ハーちゃんとネレムを守るように立ちはだかる。突然の公爵令嬢と王族の登場に、サロンを利用しようとしていたご令嬢方は目を白黒させていた。


「い、イザベラ様。これは……」

「我々はサロンを居心地の良いものにしようとしただけです」

「どうか王子もお怒りをお鎮めください」

「我々の心が卑しいなどあり得ません」


 言い訳をするも、結局火に油だ。

 注意されてもまったく反省の色が見えない。

 身分というのは人をここまで愚かにするとはな。

 比べて、イザベラとテオドールの魂のまぶしいことよ。

 本人の素質はもちろんだが、親の教育も良かったのであろう。


「居心地の良い場所ですか。ならば、今あたくしの心を掻き乱しているあなた方こそ出ていくべきですわね」


 イザベラが微笑を浮かべる。

 冷ややかな敵意と一緒に、憐れみを含めた笑顔はご令嬢方には効果覿面だ。

 小さく悲鳴を上げた後、蜘蛛の子を散らすように逃げていった。


 どうやら我が介入するまでもなかったようだ。

 それにしても純真なイザベラが、あのような顔をできるとは。

 社交界で生きるために身に着けた術なのだろうが、胸の空く一幕であった。


「まったく……。同じ貴族として恥ずかしいですわ」


「ありがとうございます、イザベラ様」


「イザベラ様なんてそんな余所余所しい。イザベラと呼び捨ててくださいな、ハートリーの姐貴(ヽヽヽヽヽヽヽ)


「え?」


 突然、イザベラの口から出てきた不可思議な渾名にハーちゃんは固まった。

 イザベラだけではない。


ハートリーの姐貴(ヽヽヽヽヽヽヽ)! 大丈夫でしたか!!」


「テオドール王子まで!?」


 テオドールはいつも通り腰を下げて、頭を下げる。

 その姿勢に称賛したのは、ネレムだった。


「お前たちよくやった。露払いはああいう感じで頼むぞ」


「「ありがとうございます。ネレムの姐貴!」」


 今度は2人で頭を下げる。

 ネレムの奴、我を差し置いてイザベラとテオドールと仲良くなってるではないか。いや仲良くなってるというか、どちからといえば懐柔か? 何かよくわからぬ。というか挨拶の仕方が戻ってるし。


「ね、ネレムちゃんでしょ。2人にこんな風に呼ばせたの」


「ハートリーの姐貴、これも必要な教育です。身分で人を抑圧するのは悪いことですが、目上に対する態度はハッキリさせないと」


 ネレムは悪びれる様子はない。

 それどころか諦観の念を込めるように明後日の方を向き、目を細めた。


「ハートリーの姐貴、あたくしは構わなくてよ」


「そうですよ、遠慮なさらずにハートリーの姐貴。姐貴はルブル姐さんの一番の弟子と聞いております。ならば、俺にとって兄弟子なのですから」


 半ば興奮しながらイザベラとテオドールはハートリーに握手を求める。

 言っていることはよくわからぬが、ハーちゃんとも友好的に接したいということか。2人を助けてくれた恩人なわけだしな。別にハーちゃんをからかっているわけでもあるまい。


「あ。ルーちゃん」


「ハーちゃん、お待たせしました。イザベラとテオとも仲良くなれたのですね」


「る、ルーちゃん。う、うん。でも、ネレムちゃんはともかく公爵家のイザベラさんと、テオドール王子に『姐貴』なんて呼ばれたら変に誤解されるよ。ルーちゃんからも注意して」


「親愛の証しを見せているだけですよ。でも、確かに誤解を受けては大変ですね。2人とも人の目がある時は普通に喋ってください」


「わかりました、ルブル姐さん」


「承りました、ルブル姐さん」


 2人はいつも通りの流儀で頭を下げる。

 ついでに我の呼び方も改めてもらうことにしよう。



 ◆◇◆◇◆



 いつもなら貴族令嬢たちの喧しい声が響いているサロンだが、今日に限っては空席が目立っていた。先ほどのいざこざの影響もあるが、ジャアク(われ)が来たことで、客たちが出て行ってしまったのだ。そんなご令嬢たちの態度に、イザベラは少々憤っていたが、問題なく紅茶と菓子が運ばれてきた。


『おお!!』


 磁器でできた茶器はまた見事だったが、我らが驚いたのはティースタンドだ。

 10段重ねのスタンドは、天井まで届きそうになっている。

 そこには珠玉の銘菓たちが、宝石のように並んでいた。


「おお! 私の大好きなプリンまである!」


 あまりに神々しい御姿に我はまさしく我を忘れてしまった。


「本当にこれ食べていいのかな」


「勿論ですわ、ハートリーの姐……じゃなかった、ハートリーさん。誘ったのはあたくしですし。存分にご堪能下さい」


 イザベラが勧める。

 我はもう辛抱たまらず、早速プリンに手を付けた。

 うまい。マリルが作るものよりも、甘さが控えめだが、舌ざわりが実に滑らかだ。かかっているカラメルソースが実にこうばしく、ふわりと香りが広がっていく。見た目はマリルのプリンとさほど変わらぬが、中身はまるで違う。おそらく材料にこだわって作っているのだろう。


 しばらく我らはスィーツに夢中になりながら談笑を続ける。

 すると、話は我らが持っている卵に及んだ。


「使い魔の卵ですわね。もうそういう時期なのですね。懐かしいですわ」


「イザベラはどんな使い魔を連れているのだ?」


 こう見えてというのも失礼だが、イザベラは我らの先輩だ。

 当然、使い魔を連れているはずだが、その姿はない。


「いつも霊体化させていますからね。出てきなさい、ホーリー」


 イザベラが声を掛ける。するとその左肩に、蝶のような羽が生えた小人が現れる。真っ黒な目に、真っ白な肌。喇叭水仙を逆さにしたような黄色のワンピースを着ている。


「これは妖精ですね」


 我が指摘すると、ハーちゃんとネレムが立ち上がった。


「妖精!」


「初めて見ました」


 2人が驚くのも無理はない。

 妖精は警戒心が高く、人の前では滅多に姿を現さない。

 ましてそれを使役するなど、かなり困難を極める。

 繊細な種族ゆえに飼うのも難しい。食事や運動などはもちろん、精神的なケアを怠ればたちまち死んでしまう。


 見たところ、イザベラの妖精は健康そのものだ。

 本人との相性が良いのもあるが、よっぽど優秀なテイマーかブリーダーがアドバイスしているのだろう。


「可愛いですね。この子、何が得意なのですか?」


 聖女に使役されているのだ。

 1つや2つ特殊な能力を持っていてもおかしくないはず。具体的には風や水といった属性魔術を操ったり、物体を動かしたりする念力の力を持っていたり、様々だ。それはすべて主である聖女を守るためでもある。


「よくぞ聞いてくれました。この子の得意はね。パッと明るくなるの」


「明るくなる!?」


「ホーリー、光を」


 ものは試しとイザベラはホーリーに命じる。

 ホーリーは「うん!」と顔を赤くし、魔力を溜める。

 溜めた魔力を解放するように、光り輝いた。


 よく目くらましで使うような激しい閃光ではない。

 例えるなら夜読書するには、最適な優しい光だった。


「どうですか、この光。読書するには最適な光なのですよ」


「いや、今それ、私が言いましたから」


 思わずツッコんでしまった。


「これが稀少な妖精の能力……。他にはないのですか?」


「他にですか? そうですね。お歌が上手いということでしょうか?」


「それは何かバフでも?」


「バフ? お歌は普通のお歌ですわ」


 お、おう。薄々感じていたが、この妖精。

 容姿の可愛さ以外では、残念な性能らしい。

 本来使い魔には主人を守る何らかの特技があるはずなのだが……。

 まあ、イザベラの場合、テオドールというナイトがいるから十分か。


 性能は残念でもイザベラとホーリーの関係は良好のようだ。

 イザベラは手の平サイズほどのホーリーを抱きしめると、自分の頬でスリスリする。ホーリーも嫌がることなく、主の抱擁を嬉々として迎えていた。


「イザベラさん、ホーリーさん、仲が良くていいな」


「ええ。私とハーちゃんと同じくらいにね」


 こうして他人の使い魔を見ていると、益々欲が膨らんでくる。

 早く我の使い魔も孵らぬであろうか。




 そして、その日の晩。我は卵を抱きながら、床に着くのだった。

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