Snap decision2/2
あたしには、すっごい微妙な特技がある。
特技?
超能力?
定義がわからんからなんて言うのが正しいのか、すらわからないけど。
友達には、一度や二度、話した。
けど、信じてもらえない。
とゆうか、めんどくさくなって途中で諦めた。
別に、そこまで大それたことでもないし。
使い道がわからない代物。
なーんの役にも立たない。
友達の食いつきも悪かったし、ね。
こんなしょうもない事、親に話すことでもない、変な事言うと変な疑いかけられるし。
そんな事が、できるようになったのも
最近の話で、今まで気付いてなかっただけなのかもしれないけど
朝、目を覚まして。
鼻のあたりに手をやる、鼻血が出てなければ大丈夫だが、出ている時は朝から大忙し。
この変な超能力を使ったら決まって鼻血がでる。
ただでさえ、女の朝は戦いなのに
起きた時点であたしは負傷している。
またかよ。チクショー!
スマホ片手にティッシュを探し
時間見ながら布団から出る。
とりあえず鼻血が止まらない事には話にならない。
仕事にそれほどの責任感もない。
別に休んでもいいかなー
と、思いつつも
しなくてはいけない物事を一つ一つ
消していく。
間に合うなら、行くか。
別に焦ることもなく
朝の微睡みの中
テレビをつける。