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僕と愛犬の(サブロウ太)が入れ代わる。

作者: 七瀬

 僕の名前は 日本人なのに、何故か? 「ジョージ」

 僕が産まれて、直ぐ後に愛犬(サブロウ太)がお家にやって来た。

ビーグル犬だ! 


 僕たちは、物凄く仲良しで、何時も一緒にいたし、ママに怒られる時も

何処に行く時も、何をするにも、サブロウ太と一緒。子供の時から僕ら

の成長と共に、写真や動画も何時も一緒に写っている。


 でも、僕が7歳になった時に、サブロウ太と1人と一匹でお家でお留守番

をしていると? 大きな音が 「ボーン」とした。僕は怖くて目を瞑った。


 一瞬だったんだよ。僕が目を開けると...? 目の前に僕が立っている。

 「えぇ!? しかも? 僕は見上げている?」

 僕がしゃべると? もう一人の僕は、しゃがんで? 

 

 「どうなっおいるだい? 目も前に僕がいろ!?」

 「ジョージなのわ?」

 「うん。 じゃ僕の目の前にいるのは? サブロウ太?」

 「うんだよ!」

 「どうしよう? 僕たち入れ代わったみたいだ。」

 「うんだね。でもどうえったら? 戻らるんでろう?」

 「入れ代わる時、大きな音がしたよね? 「ボーン」って!」

 「うん」

 「また、その時の状況にならないと? 戻れないのかも?」

 「うんだね!」

 「取り敢えずは、サブロウ太! 僕のフリをして!」

 「無理でよ! 僕 『人間』フリ ダメ! 僕、犬!」

 「わかってるよ~ 僕だって! 『犬』は、はじめてだ!」


......お互い、しぶしぶ。なりきるしかなかった。僕はサブロウ太のフリ、

サブロウ太は僕のフリを。

 まぁ、当然だけど...? サブロウ太は、相当! 僕に苦戦してるようだ。

もともと? 犬だから、二足歩行がヘタクソだし。何を言っているのか?

全く分からない! 日本語がカタコト...?

 それにどうも? 嗅ぐクセが抜けないのか? パパやママ、友達にまで、

「クンクン」嗅いでいる。それと? なめるクセこれも、相当ヤバい!?

マーキングも、流石にそれは、僕がやめてって! 言ったから。やめて、

我慢してたけど......? 


 パパやママは? 僕がおかしくなったんじゃないかって思ってるよ。

「サブロウ太! しっかりしろよ~」 と言う僕も? 犬になりきれず、

今だ友達も出来ない。犬ってはじめて会う子には? おしりを嗅ぐとか?

そんなの人間じゃ~しないじゃん! それにパパやママも僕に向かって! 

「お座り」「お手!」「伏せ」いろいろさせようとするけど...? 僕は、

そんなのやりたくないんだ! 犬じゃあるまいし、今は 『犬』だけど?

もうーヤダー! でも! 何よりもキツイのは...? トイレだ! 外で、

丸見えだし。ママなんか? 僕が、う〇ちをしてる時はガン見でみるし。

 早く戻りたい! それにだよ! 他の犬が吠えてきたり、悪いやつは? 

嚙みついてこようとするんだ! ホントに、怖いよ~

 

 こんな事が、1ヶ月も続いて、僕は? 

 

 「もう、人間に戻れないんじゃないかって!」

 「毎日毎日、泣いて! 泣いて!」


 それは、サブロウ太も、一緒だった。僕もサブロウ太も、元に戻りたく

て、毎日泣いたんだ!


 ~~~


 そしたら? また、入れ代わった時の条件になった。僕とサブロウ太で、

お家でお留守番。ひょっとしたら......? 戻れる?


 でも、大きな音はしなかった。

 ただ? 僕とサブロウ太が、同じタイミングで、「ガタン」とコケた。


 僕もサブロウ太も 「イタタタタッ!」って起き上がると? おやおや?

元に戻っている! 「やったー!」 僕もサブロウ太も大喜び!


 物凄く、嬉しかった。その後? パパとママがお家に帰って来たから?

僕は2人に抱きついた。そして!

 「ただいま! パパ! ママ!」

 

 パパもママも、 「何を言ってるんだ! 今日の朝も会ってただろう?」

分かってるけど......? 僕もサブロウ太も物凄く嬉しいんだ。

 そして、僕とサブロウ太は、お互い抱き合って! 「良かったね!」って

想い合った。

 それに、より一層、僕はサブロウ太の事が、『大切な存在』になった。

きっと? サブロウ太もそうだと思う!



 
















最後までお読みいただきありがとうございました。

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