逃げる悪女(おんな)と追う復讐者(おとこ) 第05話
【匡】はとりあえず、【早瀬 理津子】/3年生から調べる事にした。
【理津子】と【友希子】は前述した様に【部活】の先輩後輩の関係だが、【部】の方針を巡って、2人は揉めた様だ。
揉める理由になった方針とは、文化祭の時の出し物の事だ。
それまでは仮に【芸能人A】を特集した催し物を企画していたらしいが、【友希子】の代になって、【芸能人B】を特集した催し物を企画した様だ。
【理津子】はこれまでの【部】の伝統を引き継げと言っていたらしいが、3年生は1学期で引退という事になり、そこからは2年生が主体となる。
2年生としてはこれまでのマンネリ化を打破すべく、新たな【テーマ】を出して集客しようと言う事にした様だが、引退する3年生が反発。
1、2年対3年生という構図になって一時、騒然となったそうだが、最終的には夏には引退する3年生側が折れて、2年生が提案した【芸能人B】をテーマにした催し物でと言う事になった様だ。
最後まで揉めていたのが、3年生の【理津子】と2年生の【友希子】であり、【理津子】は、【友希子】の事を罵倒して、【友希子】は泣き出した事もあるらしい。
と言う訳で、【理津子】は【友希子】の事が嫌いだったと言う事だが、果たして、それが人を殺害する程、憎んでいたか?と言うと、首を傾げざるを得ない。
ただ、
「死ね・・・
死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、
死んじまえっ」
と言って居て、それがきっかけで、【友希子】が泣いたと言う事だった。
これが殺意と呼べるかどうかは疑問だが、【死ね】と言う言葉はそんなに簡単に出る言葉ではない。
聞けば、【理津子】はかなりきつい性格で、すぐに、
【死ね】とか、
【殺す】とか、
【くたばれ】とか、
【おっちんじまえ】とか、
色々、【死】にまつわる言葉を言うらしい。
口癖と言ってしまえばそれまでだが、どうなのだろうか?
だが、動機があるのは事実である。




