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レジェンダリー

ブックマーク・コメント・評価・いいねありがとうございます。

頑張りま~す。


Twitterってやった方がいいのでしょうか? 


 心の中の天使さまには早々にお帰りいただき、プラチナの鉱石とブタネズミの魔石を使いバングルを作る事にする。ブタネズミの魔石の高さが約一・五センチぐらいの楕円形でバングルに使うにしても少し大きすぎるし、他の魔物の魔石にもいえるのだが一つ一つの形が違いそのまま使うと少し不格好な感じである。まずは【ものづくり】で魔石を四等分にして、その中の一つを鑑定してみると、魔石の効果が四分の一に下ってしまった事がわかった。


「まあ、四つに分けたんだから当たり前か……」


 でもそのまま使うには、ブタネズミの魔石は大きすぎるんだよな……。試しに四等分にした魔石を一つに戻し、今度は圧縮していくイメージで理想の大きさや形に縮めていく。【ものづくり】により一度球体となってから、四分の一ぐらいの大きさになった魔石から軋む音が聞こえる。


「ん? 何かまずい!」


 元に戻す間もなく魔石は破裂音と共に砕けて弾け飛んでしまった。間一髪、顔を背けたおかげで眼への直撃は免れたが、魔石の破片はかなりの広範囲に飛び散ってしまった。


「ちょっと小さくしすぎたか……」


 何度か試行錯誤した結果、合計三つの魔石を犠牲にしたが、残りの魔石を性能を落とさずに三分の一の大きさにする事が出来た。


「圧縮は三分の一ぐらいまでが限界って感じか……。それに細かく砕けすぎた破片は属性が失われると……」


 今、分かった事をメモしながら散らばった魔石を眺める。砕けた魔石を粉にして魔導具の材料にするとミドリンに聞いていたので、メモを終えると小さな箒と塵取りを作り、何を付与して誰に渡すかを考えながら魔石の破片をひたすら集めた。





 ♦ ♦ ♦ ♦





 みんなの下に戻るとニャンニャンが直ぐに駆け寄って来る。


「早かったのです。もう焼けたのです?」


「ただいま! 焼けたよ! はい! これ、ニャンニャンの分! みんなも一袋ずつ受け取って~!」


「ケイさま! ありがとうなのです! 開けていいです?」


「うん! 食べてみて!」


「甘くて美味しいのです!」


 女の子たちも笑顔で集まって来て、お礼を言って受け取って行く。


「おっ! 二人も着れたみたいだね! どう? サイズとか大丈夫?」


「はい、ぴったりです。こんな素敵な服、初めて着ました。ありがとうございます。絶対に少しずつでも、お支払いしていきます」


 姿勢を正したマヤにお礼を言われる。


「凄く似合ってるじゃん! もう聞いたみたいだけど渡した服とかは二人に売っただけだから、必要以上に恩に思わなくていいからね! まずはみんなだけで暮らしていけるようになるのが最初の目標だね」


「は、はい! ありがとうございます。頑張ります!」


「わ、わたしもこんな素敵な服、初めて着ました。ありがとうございます」

 

「マルチナも凄く似合ってるよ! 色々、不安もあるだろうけどオレが何とかするから、心配しなくて大丈夫だよ! ニャンニャンもいるしね!」


「は、はい! あ、ありがとうございます」


 涙ぐんでいるマルチナが本格的に泣く前に急いで話題を変える。


「そうそう、二人にはペンダントがまだだったね」 


 今度は勘違いされないように、ペンダントの効果を伝えてから付けてあげたのだが、二人は孤児院出身なのでペンダントを女性に渡してプロポーズするような、そんな風習は知らなかったようだ。


「みんなにあげたペンダントは魔石を使っていないから、発動すると砕けて二度目は防いでくれないからその点はおぼえておいてね」


「ケ、ケイさまは魔石なしで付与できるのです?」


「そ、そうみたいだね。魔石を使った方が強力みたいだけどね」


「……そうなのです? …………さ、流石ケイさまなのです」


 ニャンニャンは途中で考えるのを止めたようだ……。

 

「と、とりあえず付与についてニャンニャンと話したいから、みんなはクッキーでも食べて待ってて! あっ! 武器を強化するから二人は持って来て!」


「は~い!」「わ、わかりました」


 ジュリアとルーナにそう伝えると二人は返事をして急いでメイスを取りに行った。


「ニャンニャンにはこの腕輪に付与して欲しいんだけど」


「あい! ん? ……何か魔石がさっき見たのと違うのです。絶対、品質が上がってるのです」


 見ただけで分かるんだ……。ニャンニャンが影から短杖を取り出して首を傾げているので圧縮した事を伝える。


「凄いのです。昔、ある錬金術師が圧縮に成功したそうなのですが、その魔石は品質がぐんと上がり砕けづらくなったそうなのです」


「圧縮しすぎると破裂するけどね……確かに魔素を取り込む量が増えて、魔力や魔素が抜けづらくなったね! あっ! 器も大きくなったかも!」


「凄いのです! 凄いのです! あたちにもどうやるか教えて欲しいのです」


「あっ! ユニークスキルなんだよね……」


 それを聞きニャンニャンが分かりやすくガックリする。


「ケイ! 持ってきたよ」


 そこにジュリアたちがメイスを持って来てくれたので、ニャンニャンには少し待ってもらって使用感について聞いてみる。二人にやっぱり魔物に近づくのが怖いから盾が欲しいと言われた。その為、威力が落ちるがメイスも片手で持てるまで軽量化する事になった。


「これからも要望があったらどんどん言ってね! 二人とも戻ってクッキーを食べてていいよ! ありがとう!」


「やった!」「待って、ジュリア!」


 バタバタと二人が戻って行く。


「ケイさま! 出来たのです」

 

 話している間に、ニャンニャンは腕輪に付与を済ませてくれていたようだ。


「ありがとう! ニャンニャン! それでこれを誰に渡すかなんだけど……シャドウバインドの腕輪はマヤに持たせようと思うんだけど、ニャンニャンはどう思う?」


「そうなのです? シャドウバインドはマルチナに持たせると思っていたのです」


「うん、オレもそう思っていたんだけど、今すぐ使えるのはマヤぐらいだし、シャドウバインドは自分の意志で解除できるでしょ! もしも、我を失ってる状態で解除しちゃったらまずいし。マルチナにはオレが今、付与してきた睡眠の腕輪を持たせようかと思ってるんだよね……もちろん、無属性魔法を練習しないとだけど、睡眠は意識が無くなる分、自分で解除出来ないから少しは安全かなって」


「なるほどなのです。確かにその方がいいかもしれないのです」


「あと他にも何種類か作ったんだけど、ひとつだけ凄いのができちゃったんだよね! 神聖属性の魔石が丁度あったから付与してみたんだけど、はい! これはニャンニャンが使ってね」


「こ、これはなんなのです?」


「何て言えばいいかな? そのままだけどハイヒールとプロテクションの腕輪かな?」


「……ハ、ハイヒール…………し、しかも、複数付与なのです?」


「鑑定したら、レア度がレジェンダリーでとんでもない金額だったよ! これでみんなを助けてあげてね」


「レ、レ、レジェンダリー……」



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