表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
もしも、違う世界に転生したら  作者: 針田はりのすけ
8/10

誘拐されちゃった。

「ぁうう・・・」


 俺は目を覚ました。けたたましい音がするからゆっくり眠れないよ。




「開けなさい!!裏切者!!!!」


 美麗お姉さまが扉をガンガン叩いてるがビクともしない、いつもならこのくらいのドアは吹っ飛ぶはずなのに。




「美麗お姉さま何してるのですか?」




 イライラした顔でこっちを睨みながら叫ぶ。




「アンタさえ居なければ、こんな事にならなかったのよ!!あんたさえ拾わなければよかった!!!あんたさえ居なければパパも、あんたに夢中にならなかったし・・・家から追い出してもう一度振り返ってもらうんだから!でも、もう無理よ・・・あたしの方が捨てられるのよ」


 大声で泣き出した。




 ??捨てられる??何故に?後継者は一人娘の美麗お姉さまのはず、それはお父様も確定しているし娘の事も溺愛している。元父親だった俺ならわかる、ならば俺はどうすべきか、このまだかまりを解決しなければならない。この道は、千里の道になりそうだけど1歩づつ近づいていくしかない。




「美麗お姉さま落ち着いてください。大丈夫です、ここは僕がどうにかします。死んでも逃がしますから、安心してください」


 この言葉で落ち着いてくれるといいんだけど・・・




「なら私が死ねと言えば死ぬの、ねぇ死んでよ」


 いやいや、しなないよ。身をていしてでもね守ると言うことだからね。




「家無駄死にはしません。美麗お姉さまを守るためならです。大好きなお姉さまを守ることは当たり前です、僕はお姉さまを愛していますから、無事にここを脱出しお父様の元に帰りましょう」


 キリッとした顔で(したつもり)お姉さまを抱きしめようかしたが・・・あれ?椅子に縛られている。




「フン。もしパパの所に帰れたら、今回の事は見直してほんの少し優しくしてあげてもいいわ。その束縛どうにかするのね」




「美麗お姉さまの力で壊せませんか?」




「無理よ。この首輪で力が制御されてるの」




 ふむそうか、このくらいならすぐに切断できるな。




『ガチャ』




 すぐに、手錠を斬ろうかしたら扉が開いたから中断。




「タイト様きつい思いさせてますがしばらくお待ちください」




 そこに、ハイネが現れた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ