新宿ダンジョン
「お〜人がいっぱいだな」
ダンジョンに挑むために涼太は東京に現れた新宿ダンジョンに来ていた。
「それにしても、やっぱ人が多いな」
辺りを見回すと人が沢山込み合っており、屋台などが軒並み並んでいる
「いらっしゃいいらっしゃい、串焼きいかがてすか!」
「ポーションもあるよ!」
「ステータスアップのアクセサリー揃ってますよ!」
「やっぱブームってすごいな」
屋台周辺を歩き回って見て、その活気に涼太は驚く
「まぁ、ファンタジー盛んな日本だしな」
そう、ダンジョンが誕生してから僅か一ヶ月もかかわらず日本中はだダンジョンブームになり、ダンジョン系の小説やアニメもどんどん作られていき、更には各自企業は財を投げ打ってまで自社の仕事と並行しながらダンジョン攻略の為の防具などの制作事業を開始しもしている。
だが、今はダンジョン武器防具専門の会社が幾つかできた為、その会社の物が主流になり、治まりつつはある。
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「えっと、ここか…」
屋台が軒並み並んである通りを真っ直ぐ進み着いたのは目的である新宿ダンションの入り口。
その新宿ダンジョンはとてつもなく大きな円柱形の塔のダンジョンであり、高さは雲をも突き抜ける程に高く宇宙に届いていそうに見える。
そして、その入り口の真横には大きな建物が立てられており、入口には入退場を監視する建物があり、そこに沢山の冒険者達が並んでいて、入場の順番待ちをしている
「俺も、並ばないとな」
涼太は、入場の時に必要な冒険者カードをバレない様に【無限アイテムボックス】から取り出し冒険者達が並んでいる列の最後尾に並んだ
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列を並ぶこと一時間、涼太の順番になった
「冒険者カードを提出してください」
受け付けに言われた通り自身を冒険者と証明し、ダンジョンの入場を入れる証明となる冒険者カードを出す
「はい…加藤涼太様ですね…失礼ですがご年令は?」
「そこに記されている通り 21です」
「あのう…どう見ても十五、六歳ですよね?」
「あ、…実は…」
涼太は受け付けの人に成人式の時に使ったスキル保持者が暴走してその被害にあってこうなったと嘘を言う
「と、言う事です。もちろん、冒険者登録の時にちゃんと自身が21歳と証明して、登録しているので大丈夫です」
「そうでしたか…わかりました、入場を許可します」
その後、「一人用の着替え部屋がありますのでそこで着替えてくださいと」鍵を渡されそこに記された番号の着替え部屋に向かった
「えっと、207はここか…」
涼太は、鍵を使い部屋を開け背負っていたリュックを床に置く
「一応初見だし、安全第一で強いやつで行くか…」
そう言い涼太は服を脱ぎ【無限アイテムボックス】に脱いだ服とリュックをしまい、服や金属の胸当てなどを出して装着していく。
そして、今涼太が装備していっている物は以前一千万円使った時の【ガチャ】で当たったURの装備である。
その為、涼太は防具の効果を知る必要があった為、また、ダンジョンで得たアイテムなどを調べる為、【ショップ】スキルをつかい五百五十万円と高いが、スキル【鑑定:全】を購入して取得した。
ちなみに現在は【鑑定:全Ⅶ】である。
「これで、いいかな後は装備っと…」
胸当てを装着し、紅のコートを着てそう言い【無限アイテムボックス】から、一本の剣取り出し剣のベルトにセットする
「よし、行くか!」
涼太は部屋の中の忘れ物が無いかを確認し、確認を終えると部屋を出て鍵を閉めて受け付けの人に鍵を返しに行った。
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「すいません、鍵をお返しします」
「はい、では帰ってきた時にまたここに来て鍵をお受け取りください」
「わかりました」
涼太は受け付けの人に鍵を返し、ダンジョンの入口に向かい、入口まであと10メートルまで来たその時
「おい、なんでこんな所に子供が居るんだよ」
と、涼太は後ろにいる四人組のパーティの一人に方を捕まれそう言われた
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