成人式と懐かしの声
成人式当日、涼太は成人らしく白い着物をきて集合場所である駅前にに着くと健人に電話をする
「もしもし、健人、着いたぞ」
『おう、なら駅前広場の中央にある時計台の所に来てくれ、俺は虎の刺繍をした黒い着物を着ているからすぐ見つかるはずだ』
「わかった、切るぞ」
『おう』
と、健人が返事したあと電話を切り駅前広場の時計台にいる健人の元へと向かった
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時計台に着いた涼太は辺りを見回すと虎の刺繍をした黒い着物を着ている健人を発見した
「健人、久しぶりだな」
「おう…涼太久しぶり…さすが、金持ちだ。俺とお前の着物じゃ格が違う」
そう、俺が大学を退学して引っ越して山に篭もり修行をしていた理由は宝くじが当たったからだ。
当選金額は十億。
涼太は、市役所に宝くじの当選証明書を出して税を引かれなくして、その後すぐさま当選金額の十億を銀行で現金にして【無限アイテムボックス】に仕舞った。
これで、あまり金目当ての投資や宗教勧誘はあまり来ない、そして、働かずに一生生活できる金があるから訓練に集中できると思っていたのだが、アイツらを甘く見ていた。
アイツらはすぐさま嗅ぎ付け毎日投資や勧誘などをして来て更には通学途中に誘拐までしようもしてきた。もちろん撃退したけど
その為、俺は隠密に行動してなんとかアイツらにバレずに人口がが少ない、田舎の村の山を一億円を使い山を帰るだけ購入して、その中心に家を建てて電気や電話線や水道とネットを繋げて大きな街まで買いに行かない行けないこと以外楽な生活ができるようにして。
毎日、修行に入り浸っていたのだが奴らはいくら電話をブロックしようが番号をかえて再び電話をしてくる。
その為、電話を切りっぱなしにていた為、外の情報が気になりスマホに電源を入れた二日前まで、成人式が今日だと知らなかった訳だ。
もういっそ、警備が厳重なマンションにでも暮らそうかな、そうすればあいつらも諦めるだろう…
て言うか思ったけど大金手にした為、普通資金提供や勧誘とか来て収まるの普通一年位で収まるはずなのになんで俺はまだ続いてるんだ?
そんな事を考えていると健人が話してきた
「なぁ、涼太、ひとつ聞いていいか?」
「ん、どうした?」
「お前さぁ、明らかに若くないか中学生三年生位に」
「あー(忘れてた、どうしよ!)」
涼太の見た目はまるで十五歳、に見える。
これは、間違っていない、なにせ涼太の身体年齢は十五歳なのだから。
そうなった理由は山に引っ越した直後、涼太は宝くじで得たお金を使い【ガチャ】しようと思います一千万円を使い1回一万円のレアガチャを100連したのだが、全てレア以上なのだが全て武器や素材や食料などしか運悪く出なく、涼太はつぎこそと思い追加で一千万円投入するのだが、最初の10連でURのパッシブスキルである【不老】と言うスキルを得てしましい年は取るが老いていかなくなり、更にはあの馬鹿幼女の女神が「サービスです」と手紙を送り付けて来て年を十五歳のまで若くされた。
そして、そのおかげで補導されたりかけたり、見た目が十五歳の為、買えなかったりと色々大変になり、幸い身体能力は若返る前と変わっていなかった為良かったものの危うく修行し直しになった為、涼太は顔は見たことないが年齢詐欺の幼女女神がこんど何かしでかしたら、以前、言っていた幼女女神の宗教を作って毎日ピーマンだけを捧げることに決め、そして、その時同時に今後【ガチャ】のスキルも何が当たって起こるかわからない為涼太は【ガチャ】を封印している。
と、言う話しなのだが涼太は健人に会う前に自身の見た目の事を何とかすることをすっかり忘れていた
「もしかして…涼太はスキル保持者なのか?」
そう言われて、涼太は咄嗟に嘘をつく
「いや、実はさぁ、スキル保持者が暴走した所に居合わせてそいつのスキルが【細胞活性化】だったんた。それに巻き込まれて何故か若返ってこうなったんだ…すっかり、忘れてたよ」
あはは、そう言い少し笑う涼太。 それを見て納得する顔になった健人
「あぁ、そうだったんだな…悪かったなそんな過去と聞いて」
「大丈夫、そんなに気にしてないし」
顔が暗くなる健人、だが涼太は、ふつうに笑顔で言い返す
「そうか、ありがとう…そろそろ、時間だし行くか!」
「あぁ、そうだな、未成年に間違われそうだしサポートしてくれよ」
「もちろんだ!」
そんな感じで二人は昔のように話ながら、成人式の会場に向かった
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周囲の人たちや中学の仲が良かった同級生達に驚かれたが、なんとか成人式が終わり、 現在中学の同級生達で飲み会を、していた
「そう言えば、涼太、気になってたんだがなんで修行なんか始めたんだ」
「それはな…」
ゴニョニョっと健人の耳元でスキル覚醒事件から、何故か鍛えれば底が知れないほど強くなれるとわかったからと伝える
「っ、まじか!」
涼太の話を聞いた健人が大声を出した為、同級生達がいっせいに健人に視線がいく
「いや、すまん…気にしないでくれ」
あはは、と笑ってそう言いうと同級生達は元の状態にもどりガヤガヤと仲良う話し合う
「それで、涼太、お前今どれ位強いんだ?」
「あぁ、今だったら忍者100人抜き簡単にできると思うぞ」
涼太は、山での長期修行により、身体能力は爆発的に上がり正直言うと今は忍者一万人抜きなら、簡単にこなせる。
なぜ、健人には嘘を言ったかと言うと今はあまり目立ちたくないからだ。
現在、スキル保持者は戦闘系のスキルを持つものは軍に入れられ生産系やその他を持つものは各配属箇所で日々訓練をさせられている。
まぁ、修行の時は一切スキルを使わない涼太よりはマシだが…
と、そんな感じで涼太は修行をするのは好きなのだが、やることを縛られてするのは好きでは無いため、そのせいであまり目立ちたくないのだ。
だから、達人なら到達できるくらいの力と偽って健人に教えた。
それに、ここは飲み会、いつポロッと自身から出てしまうかもしれない為、涼太はお酒を飲まず今はジュースを飲んでいる
「涼太、お前の一体何になる気なんだ?」
「いや、別にヒーローにもなる気はないし、悪党にもなる気はないんだが、なんかずっと鍛えてた方がいいと感が言ってるから」
涼太の感は滅多に来ないが必ず的中する、その為涼太はスキル覚醒事件から、鍛えると限界が知れないほど強くなって行けるとわかったのだ
「そうか…なら、間違ってはいないなお前の感は滅多に来ないが良くも悪くも必ず当たるからな」
「それは自分でも理解してるよ…それで、そろそろなんだが来そうなんだ」
「何がだ?」
「分からない、だが、場合によっては良くも悪くもなる物な気がする」
「そうか、わかった」
その後、飲み会は仲がいい人達で二次会、三次会とはしごしていき、現在、涼太は特に仲の良かった小学生からの友人達と三次会で居酒屋に行き、三次会の終盤を迎えていた
「ねぇ涼太くん、気になっていたんだけどなんでそんなに若いの?」
と、突然質問してきた黒髪ロングの美人な彼女は佐々木美優紀。彼女はクラスのマドンナ的存在で週に5回は告られていた
ちなみに告られた男子は全て玉砕
「そうそう、なんで中学の時と全く変わってないんの?」
美優紀が涼太に向けた質問に同じことを思ってそう言ったのは桜木汐音。
彼女は身長が低く、体育会系のであった、まるでアニメに出てきそうな性格で、美優紀の次に美人な為ファンが多く
月二回ほど告られていた。
ちなみに同じく告った男子は玉砕。
そして、今も身長はほとんど伸びていない
「あ、もしかしてお前スキル保持者か!」
「すげえーなお前」
「くぅー羨まし、俺もスキル保持者だったらな〜」
と、男性陣は三人、中山、川西、吉村はスキル保持者と決めつけてそう言う
「いや、違うぞ俺が若返ってる理由は以前に【細胞活性化】と言うスキルを持っていたやつが暴れた所に偶然居合わせてそのせいでこうなったんだ。だから、俺はスキル保持者では無いぞ」
「そうだったのですね…すみません。私、そんな事聞いて」
「いいじゃん、羨まし、若返って、私なんか「って汐音は若返っても何も変わらねーじゃねーか」」
「そうそう今や合法ロリなんだし」
「まぁ、若返っても、合法ロリだがな」
「「「はっははは!」」」
「まぁ、若返っても、色々大変事が…健人、なにか来る!」
「っ、皆、涼太の感が何か来ると言ってる伏せろ!」
それを聞き皆は涼太の感が当たる事は知っているため健人持っていたものを机に起きをすぐさま体を伏せる
ゴゴゴゴゴゴォ
伏せた途端、大きな揺れが発生し三十秒後揺れは収まった
「うっ…みんな大丈夫か!?」
「おう、大丈夫だ!」
「私も大丈夫です」
「私も無事だったよ」
「俺も大丈夫だ」
「一体何が起こってるんだ」
そんな感じで全員の安全を確認し
「よし、この建物も危ないかもしれないから、とりあえず外に出よう」
そうして八人全員は居酒屋の外に出た
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そして、居酒屋を出た瞬間
『あーあーうん、おっけい』
頭の中であの時と同じ声がした