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獲得したスキルとダメな見本

「うっ、戻ってきたのか…」


光に包まれて意識を戻された涼太は辺りを見回すと


「クソ、俺は不合格だった」


「私も不合格」


「俺も」


「僕も」


「私も」


とこんな感じでクラスの人達は自身のスマホを確認して面接の合否を公開し話し合っており、どうやら戻されたタイミングは殆ど皆同じらしい


「(俺も確認するか)」


そう思い涼太はバックからスマホを取り出しメールを確認すると


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


加藤涼太さん、おめでとうございます合格です。


そして、獲得したスキル、そして謝罪は異世界の女神

サティア様からの説明します。


加藤涼太君、この度は、私が王様ゲームをして

こんな事をしてしまい、ごめんなさい。

でも、もう面接は終わったので無かった事にするのは

無理だから、お詫びに涼太君が言ってたチートな

ガチャとショップのスキルとオマケにアイテムボックス

と言うスキルを与えま、与えさせていただきます。

だから、ピーマンはやめてくださいお願いします

本当にお願いします、ピーマンは苦くて嫌いです。


異世界の女神サティア


以上でサティア様の謝罪文とさせていただきます

与えられたスキル名と使い方は下に書かれている通りです



ユニークスキル

【ショップ】

効果:何処でもお金を使い物を購入出来るユニークスキル

使用方法:使いたいと念じてショップと唱える


ユニークスキル

【ガチャ】

効果:何処でもお金を使いガチャが出来るユニークスキル

使用方法:使いたいと念じてガチャと唱える


ユニークスキル

【無限アイテムボックス】

効果:いくらでも物を仕舞え、更には選別も自動でされるユニークスキル

使用方法:使いたいと念じてアイテムボックスと唱える


【ショップ】と【ガチャ】のスキルにはセールや期間限定など様々なサービスも用意していますのでお楽しみください

そして、【ショップ】で購入した物や【ガチャ】で得たものはアイテムボックスにそのまま送る様になっていますのでご注意を


では、よき日々をお過ごしください


PSうちのバカが本当に申し訳ございませんでした。

それとこの三つのスキルにつきましてはなるべく人に教えない様にオススメします…狙われますよ?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「………」


考えただけだったのに謝ってくるとはどんだけ子供なんだよ、それにユニークスキルって事は自分だけのスキルか…少し嬉しい。

それと、恐らくこんな自体になった原因である異世界の女神サティアの部下の人のPSの警告はちゃんと受止めたほうがいいな、ユニークスキルを三つも持ってるし、それに【無限アイテムボックス】は便利すぎてもしバレたら物みたいにされて人間扱いされなくなるはずだし、とりあえず自分は不合格という事にしておこう。



「とりあえず、スキルは家に帰ってからにしようか…」


小声でそう言いスマホを携帯に戻していると


「おーい、涼太はどうだった!?」


そう言い大声で喋りながら、こっちに向かってきたのは涼太の友人で黒髪で金のメッシュを入れて、銀の輪っかのピアスを右耳につけている見た目クールなイケメンの佐々木健人


彼は涼太の幼稚園からの幼なじみであり、運動神経は異常で軽く走るだけでもオリンピック選手並の脚力、握力計など二週してしまう程の怪力の持ち主で性格は明るく学校行事には進んで参加し、一年の時の体育祭の騎馬戦では特攻隊を務めたりしていた、クラスの中心的存在とまでは行かないが中心に近い存在である。

そして、何故か他校からは他校のヤンキー達からは危険人物扱いされ、絶対に喧嘩は吹っかけないほど恐れられており、クラスでのあだ名はイケメン特攻隊長である。

ちなみにヤクザにも勧誘されたとかどうとか…


「健人か、俺は残念ながら不合格だ」


「いや、その…」


「ん、どうした?」


「(俺さ合格した)」


「っ、!(そうか、良かったな…それでなんのスキルなんだ)」


健人に小声で合格したと言われて一瞬驚いたが、涼太は健人同じ小声で喋り健人になんのスキルを得たか問う


「(涼太、俺が得たのは身体能力を強化する【身体能力】でレベル一だと身体能力を三倍にするらしい)」


「(まじか…健人の身体能力が三倍となると自衛隊なんて瞬殺だな、それにまだレベル一だしいずれ健人は一人で軍隊に勝てるようになるんじゃないのか?)」


「(おい、多分出来ると思うけど俺はそんな事しないぞ)」


「(多分出来るって…まぁ、とにかく健人、一様警告だがスキルを持ってる事は伏せて置いた方がいいと思うぞ)」


「(はっ、なんでだ?)」


健人がそう言いうと涼太は「はぁ〜」とため息をつき話す


「(お前、面接受ける前に聞いてたか?、この世界でスキルを持ってるのは世界人口の約6.4パーセントの5億人、数は多いけど、ひとつの国が持っているスキル保有者の数はおおよそだけど三百万人程度、だから日本のスキル所持者はさらに減って3%位だ。

だけど、スキル保有者の中には持っていること隠すやつも多くは無いはずだから、日本含め各国のスキル保有者は貴重になる、だから、国は国家総出で血眼にスキル保有者を探して囲おうとするからめんどくさいことになる。

それに、健人の身体能力さ【身体強化】を得たせいで人外じみてきたから、余計に黙っておいた方がいいと思うぞ)」


「(そ、そうか…それは大変だ特にあのクソ母にはバレたらやばい)」


「(そうだな、お前の母親金の亡者だしもしバレたら売りに出そうとするよな)」


健人の母親は腐っており、毎日パチンコ、競馬、競輪、ボートレースと賭博ばかりしている、中毒者な為色々たいんらしい


「(あぁ、でも大丈夫だ、今日の朝離婚届を出したから引っ越すまでの辛抱だ)」


「(そうか…良かったな)とりあえずスキル話はここまでにして普通に喋ろう」


「わかった、じゃあ俺は席に戻るわ」


二人はコソコソ話をやめて、健人は自身の席に戻ろうとすると


「ふん、僕が合格なんて当然さ、はっはっはっ!」


そう言いこちらにまで届く大声で喋ったのはナルシストの田中だった


「へー田中先生なんのスキルですか?」


「よく見とけよ健人。先生、先生が得たスキルはなんですか!」


「ふふ、聞きた前、僕のスキルは【鞭術】僕にぴったりだと思わないかい?」


と簡単に自身のスキルを明かした。


こいつ、自分のスキル明かすとかアホだ


「と、あんな感じで浮かれたバカは自身のスキルを明かして不利になるからな」


「わ、わかった」


田中に指をさしながらダメな見本を説明すると、健人は真に受け止めた


ピーンポーンパーンポーン


『生徒の皆さん、先程色々ありましたが、授業は続けます』


ピーンポーンパーンポーン


「ほら、健人、さっさと戻って次の授業の用意をしておけ」


「わかったじゃあな涼太」


そう言い健人は自身の机に戻って言った


「俺も、準備するか」


涼太はその後、授業を全て受けたホームルームが終えた後、急いで帰宅した

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