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super短編story◆三面鏡の悪魔

薄いピンクの口紅を引く


木製の三面鏡


今日のアタシは ちょっとおめかし


夕暮れの4時から素敵な彼とのデートなの


三面鏡に映る


幸せそうな彼女…


ーでも本当は

この三面鏡の中に


実は 僕が住み着いている事を知らないのだろう…


僕は三面鏡に住み着く小さな悪魔…


木製の古い三面鏡に


およそ20年前から住み着いてるよ


彼女のお母さん


僕は昔 三面鏡の中から よく眺めてたもの


僕の特技は三面鏡に映し出す人間に


ささやかな夢を見せること


僕が願うと 三面鏡に映る人間は


なんだか、とっても良い気分になれる


ちょっとしたイタズラで


なんだか嫌な気分にもさせられるけど…


三面鏡の世界では


僕は暇を持て余してるから


鏡を見てる彼女にも


今日はちょっとだけ


僕の魔法をかけてみよう


「あら…。なんだか今日は、上手にお化粧できたかも!」


そう言うとハンドバックを持って


嬉しそうに行ってしまった


僕は三面鏡の悪魔


彼女のお母さん


昔は百合の花のように美しかった


彼女もまた…


百合の花のように


これからますます美しくなるのかな…?



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