Ⅵ
「な、なんだよその手紙っ」
みなさんの視線が、一斉に憂さんへ向けられます。
「よ、読んでみるわね…」
憂さんが読んだ手紙は、このような内容でした。
『ワたシハコノヤカたのかンリニンダ
コレかラオマエラヲクラコシミドリかラクロミヤマコト ミツハシレン あかたにういのジュンバンにコロシ サイゴにシラかワエネネヲワタシノモノにスル いヤナラバコノヤカたかラダッシュツシロ』
カタカナばかりで、よくわかりませんでした。
「!?これは良くない内容の手紙だね…」
そういうと蓮さんは、神とペンで、何かを書き始めました。
『わたしはこのやかたのかんりにんだ
これからおまえらをくらこしみどりからくろみやまことみつはしれんあかたにういのじゅんばんにころしさいごにしらかわえねねをわたしのものにする いやならばこのやかたからだっしゅつしろ』
「これは、さっきの手紙の文を、ひらがなに直した物」
また、何かを書き始めます。
『私はこの館の管理人だ
これからお前らを倉越翠から黒宮真人 三ツ橋蓮 赤谷憂の順番に殺し 最後に白河えねねを私のものにする 嫌ならばこの館から脱出しろ』
「「「「!?」」」」
そうなのです。これは、私たちを順番に殺すという手紙でした。