2話
はぁ・・・
「やっとついた」
カズも俺も肩があがっている
「これぐらいでへばるなんて。もうちょっと体力つけないとなっ。よーし明日からマラソンコース3週 だっ。」
カズが何か言っている。どうせ出来ないんだろ。または俺を誘って待ち合わせ場所に1時間くらい遅れてくるか・・・だな。そう思ったが口には出さなかった。それより・・・
「ほらっそんなこと言ってる場合じゃないぞっ。早く行くぞっ」
「おっそうだったそうだった。ほらっなにしてるんだ早く行くぞっ」
???俺が言ったことを繰り返してないか?まぁそういうやつだからなしょうがない
俺たちは運動場へ向かった
「おそいぞっ」
練習始まっていた。予選に向けて猛練習中だ
汗だくになった頃練習が終わった
「きをつけ礼」
「ありがとうございましたっ」
礼が終わったら俺とカズの元に親友である翼がやってきた
「よっ。光、カズ聞いたか?祐希先輩のこと。」
それを聞いたカズは早々といった感じで
「知ってる知ってる事故ったって話だろ」
は?どういうことだ?祐希先輩が?
「えっ?」
思わず聞き返した。すると翼は驚いた顔で
「お前知らないのか?昨日部活から帰っている途中、車と衝突したらしいぜ。祐希先輩自転車に乗って て、自転車からなげ出されたって・・・」
嘘だろ・・・驚いていたらカズがこういった
「でもさー全治三ヶ月って良かったほうだよな。もしかしたら死んでたかもしれないんだろ」
「全治三ヶ月?」
俺はいきなりのことが続いて頭がこんがらがっていた
「あぁ、うったところが良かった・・・って言ったらあれだけど肩を強打しただけで済んだらしいぜ
でも部活は・・・」
祐希先輩は3年だ。それに全治三ヶ月となると中学校生活最後の試合はもうでられないよいうことになる。
・・・・・・
沈黙が続いた。
少しして翼がこういった
「俺たちは試合に出られないけど祐希先輩の分しっかり応援しようぜ」
「おう」
そうだ俺たちに出来るのはそれくらいしかないもんな
「じゃあかえろうぜ。今日の朝ごはん少なすぎだよ」
このとき思った。カズは今日のご飯のことしか考えてないな。と
「じゃあ俺も一緒に帰るっ」
翼が言ったので3人で帰ることになった
校門まで来たとき、女子バスケットボール部の練習が終わったのか集団が歩いていた
俺の目線は自然とその中の一人に向かう
その女の子の名前は・・・