ホワイトバースデー
「ねぇ若菜、今日の放課後またあそこに行ってみない?」
友人が、遊びに誘ってくる。
いつものように、私に飛び付くようにして背中に抱きつかれた。
「うんわかったわかった、けど今はちょっと待って。」
そんな人懐っこいような仕草に全く反応もせず、私は机に向かいおざなりな言葉を返す。
私は、次の数学の授業で出されていた課題を、必死で今やっているところだった。
なので友人への返事もそこそこに、ノートと課題帳とを交互に睨み付けていたのだ。
「あ~ひどい、若菜ってば適当な態度して。若菜への誕生日プレゼントを買うためなんだからね、本当にわかってるの?」
友人はおどけたように怒って見せる。
彼女の名は"早雪"という。
文字通り雪のような白い肌と、ストレートの長い黒髪を持っており、和風な雰囲気を漂わせながらもどこか異国の香りのする子だ。
とても落ち着いていて、何事にもあまり動じない子で、めったに怒ることも無いが、私のためという時やいじけるような時などは諫めるような言葉をかけてくることがあった。
「あぁ~! わかんない。どうしよう今日は順番的に当てられるのに出来てないて言うか何で今回は課題にしたの訳わかんないも~!」
私はぐしゃぐしゃと頭をかき、一旦ノートから体を離すように伸びをする。
そして肩を回してからもう一度課題に向かい合うが、全く答えが湧いてこない。
焦りとイライラで、頭が熱くなってくる。
「若菜、ダメだよ。焦っていちゃ深い思考が出来ないし、問題も解けなくて悪循環になっちゃう。ほら、リラックスして考えてごらん。」
そう言って早雪が私の頬を両手で包み込んで、彼女の方へ顔を向かせられる。
私は天を仰ぐ形になり、早雪は私の顔を覗き込む形になった。
彼女の長い黒髪がカーテンのように私たちの顔を外界から覆い隠すようで、クラスのみんなが居る中、誰にも気付かれないようキスをしているみたいで先ほどとは違った焦りを感じる。
普段からあまり熱を持たない友人の手が私の頬の熱を奪い、少しだけ私は落ち着きを取り戻した。
「ねぇ早雪。そう言ってくれるなら、私が当てられそうなところだけでも、ノート見せてくれない?」
私の頬に置かれた手に触れながら、そう交渉……というか甘えてみる。
すると早雪は私から手を離し、
「それは駄目。乗れない相談事だよ。若菜が考えなきゃ、若菜自身の力にならないじゃん。」
と言って私の背中からも離れる。
ほら、落ち着いたなら早くやりな、と肩を 軽く叩いて先を促された。
「うぅ……早雪の鬼、ケチ」
むしろ私のことを考えてくれている早雪の言葉も、切羽詰まった私には手を差し伸べられても引っ張り出してはくれないような、中途半端で余計に悲しくなる気がするものだった。
「解らないところは解き方教えてあげるから、言ってごらん。」
そう優しく言われて、やはり私は彼女に救われていると考える。
日頃の感謝も込めたプレゼントは、私からも早雪に贈りたいぐらいだが、きっと彼女はいらないと言う。
彼女の為にとプレゼントを選んだり、考えている間に、いつでも私の分はいらないからと先に言われてしまった。
「早雪、ありがとう」
なので私はせめてもの贈り物として、感謝の言葉は常に彼女に贈るようにしている。
そうすると早雪はいつでもお礼なんてされるほどの事じゃ無い、といった恥ずかしげな笑顔をするのだ。
後ろに居て表情はわからないが、きっと今もそうだろう。
「その代わり放課後、ちゃんと付き合ってよね。」
早雪は楽しそうにそう言った。
私たちは最近、学生の身分で行くには少々お高いが、とても可愛いインテリアなどが売っている雑貨屋によく足を運ぶ。
私も早雪もそこを気に入っており、普段は見ているだけでも満足していたし、飽きなかった。
けれど、誕生日プレゼントでもないと買えないからと、友人は買いに行くつもりで今日の誘いをかけてきた。
私は申し訳なく思ったが、早雪にそんな顔しないの明後日は誕生日でしょ、と頬をつねられた。
「うん、放課後ね。わかった。」
雑貨屋の店内には自分の背丈より高いシルバーラックに所狭しと商品が並べられており、これまた狭いその通路を歩くときは、鞄を商品に引っ掛けて落とさないように気をつけながら歩かなければならない。
少し体を斜めにして通路にはみ出したビニールでできたアヒルを避けて進む。
私はお風呂グッズのコーナーを見てまわっていた。
「何だろ、コレ。」
丸みを帯びた金魚の形をした落雁みたいな塊が目について、手に取ってみた。
ソフトボール大の丸っこい金魚は、薄いピンク一色で、目が少し大きいがデメキンというわけではなく、けして可愛いとは言い難い容貌だ。
スケルトンブルーのビニールに包まれ、後ろ側をとめてあるシールに成分表と社名やバーコードなどと一緒に"入浴剤"という商品名が書かれている。
なるほど、どうりで芳香剤にも似た香りが辺りに充満しているわけだ。
あった場所に戻してから改めて見ると、花の形やただの球形やフルーツを象ったものなど、特にめぼしい形は無いように思えた。
湯船の中で溶けてしまえば形などあまり関係ないといったところなのだろう。
「わーかなっ。」
呼ばれた方を見れば、棚を挟んで向こう側に先ほどまでは無かったうさぎの被り物が私を真っ直ぐ見つめていた。
驚いて声を出せずにいると、ひょいとうさぎがずれて、今度は早雪が顔を覗かせる。
「いいものあった?」
友人に驚かせる気はなかったのか、いつもと変わらない調子で尋ねてきた。
「何だ、早雪だったんだ。びっくりした。んーと、とりあえず見てるだけ。」
私は感想をそのまま口にして、特に欲しいものは見つからなかったことを伝える。
「うーん、そっか。……ねぇ若菜、何でうさぎの被り物ってピンク色なのかな?」
早雪はうさぎを持ち直し、伸ばした両手の中でその首と見つめ合っていた。
少々重いのか、膝辺りで支えるようにしており、うさぎが早雪を見上げ、彼女はそれを見下ろしている形だ。
「別にピンクだけじゃ無いと思う。白いのも見たことあるし……耳の中だけピンクなの。でも何でだろうね、やっぱ可愛いからじゃないかな。」
私は教室で早雪と見つめ合った時を思い出し、自分が首だけになっても彼女はああやって見つめるのだろうか、と考えた。
「そんなのも売ってるんだ。」
と喋りながら彼女と同じ列に移り、改めて被り物を見る。
微笑むような口元に前歯が二本並び、ちょっと見ただけではわからない通気こうがある。鼻から口周りにかけては白い色をしているが、あとは明るめのピンクに、耳の中は濃いピンク色だ。こちらをのぞき込むような瞳は、実際に被った時を想定して黒い網目のようになっている。気色悪い訳では無いが、特別可愛いという訳でもない顔だ。
「若菜はうさぎがピンク色している方が好きなの?」
早雪はこちらを見る気配を微塵も感じさせずに、私を見つめていた。
「こういう被り物は小さい子が喜ぶためのだよ。私はどちらかと言えば白い方が好きかな。」
何故か早雪の目が少し真剣に見えて、私がそう返すと、
「そっか、私も白がいい。若菜がかわいいって言ってくれるならピンクのうさぎになってもいいけどね。」
と笑った。
彼女が望むこたえを言えた、と少し安心し、早雪は白い色の方が似合うよと更に付け加えれば、ありがとうと照れくさそうにうさぎに視線を落とした。
「それじゃあまたねー。」
「うん、また明日。」
私たちは手を振り合い別れた。
まだ空もオレンジ色に染まる前で、早雪も私も何も買わずにそこを後にした。
私の誕生日まではまだ日があるし、彼女は何度も足を運んでじっくりゆっくり考えたいのだろう。
私の誕生日プレゼントを買うと言って連れられていき、結局手ぶらで店を出て毎回ひやかしにいくだけというのが何故か楽しくもある。
もしかしたら私のプレゼント選びで雑貨屋へ行くというのは、二人の時間を共有するためだけの口実という可能性もある。
「……ふぅ。」
私はため息をついて、家路につく。
今日は早めに帰ろう。
昨日は帰りの遅いお母さんのために、夕飯を用意したのだけれど、最後に作ったサラダのレタスを洗う水があまりにも冷たくて、こたつに入って暖めていたらいつの間にか爆睡してしまった。冬場の炬燵は蟻地獄のようだ。最初は足と手だけと思って暖まっていても、そのうちにずるずると体を全部持っていかれる。
目覚めた後も、遅い時間に食べて太るのは嫌なので夕ご飯も抜きだった。カラカラになった喉に冷たい水だけ流し込んで、火照った体にちょうどいい温めのお風呂を追い焚きしながら浸かった。シャワーで頭をさっと流してシャンプーで洗い、トリートメントも使ったあとよく髪をすすいだ。
お風呂から出たら空腹と、中途半端に寝たせいのだるさがじんわりと張り付く感覚がまだあったが、鏡を見て今はオールバックのボブヘアーの自分を見つめ、少しだけイケてると思った後、よくタオルで拭いた。
髪を乾かした後、布団に入りスマホを少しいじりながら、課題のことなど思い出すこともなく眠りについたのだった。
「ただいま。あ、小関さんいらっしゃい」
家に帰ると、お母さんの彼氏が玄関に立って居た。
小関さんは部屋の方を向いていたので、私に振り向くと優しく笑いかけてくれた。
「やぁ、若菜ちゃんお帰りなさい。ちょうど帰るところだったんだよ。」
寄り道かい、はい友達と、とやり取りをしていると、
「あら、お帰りなさい若菜。」
と、お母さんが向こうからやって来た。
今日は非番で家に居てくれる日だ。
小関さんが来ると、母は機嫌が良く格好もお母さんから大人の女の人になる。
私は無意識にお母さんの唇を見つめながら、ただいまとまた言う。
「それじゃあ穂花さん、若菜ちゃん、また今度ね。」
そう言い残して小関さんは出て行く。ちょうどよい距離感を保ってくれる小関さんは、バツイチのおじさんには見えないくらい若々しくスラッとしているが、笑うとほうれい線の横にさらにシワができる。それがなんだか可愛らしいとお母さんは言っていた。
「また。」
その立ち去る背中を少しだけ見送って、私はドアを閉めた。
今度、というのはきっと私の誕生日のことだろう。
そうだ。今度の誕生日は特別なんだ。今まで二人だけで祝った私の誕生日が、お父さんになる人と共に三人で開かれる。
パーティーそのものは特別大きくやるわけではない。
楽しく過ごせることが重要なのだから。
「遅かったわね、何かあったの?」
お母さんにそう聞かれて、私は鞄を置きに行こうと階段を上る途中で止まって、振り返った。
彼女は台所に立って私に背を向けている。
その声色が咎めるようでないと認識すると、
「うん、友達がプレゼント買ってくれるって言うから寄り道してきたの。」
と返事をした。
今日は金曜日。明日は私の誕生日。
朝目覚めてそう思ったら、何故か学校へ行くことが億劫に感じた。
しかしそんな考えも、起き上がって着替えるうちにさっぱり無くなってしまっていた。
つる草模様のカーテンを開けると日差しが入り込む。
狭く急な階段を降りると、朝食の残り香が鼻をついた。
冷めてしまった目玉焼きとベーコン、ひっくり返されたお椀が一人分だけ机の上に用意されていた。
「お母さん作ってくれたんだ。」
その母はもう仕事に行ってしまったのかすでに姿はなく、居間と台所はやけにひんやりとした静けさに満たされていた。
母に少し感謝しながら自分でご飯をよそい、冷めた味噌汁を温めた。
学校に着くと、一息ついて自分の席に腰掛ける。早雪はまだ来ていないのを確認すると、鞄を机に置いた。
一限目は英語だ。教室の移動をしなければならないので、早めに準備だけ整えておく。
「おはよう。」
「おはよー、ねぇ昨日のテレビでさ……。」
クラスメートたちは皆それぞれ、いつもの友達と他愛もない会話をしている。
教科書とノートと辞書をまとめて手で持ち、机の上で角をそろえると、端に寄せておいておく。筆箱も鞄から出してその上に置き、早雪はまだ来ないのかと思いながら、鞄を机の横に掛け、意味も無く辞書をめくってみた。
birthdayという単語を見つけ、読んでみる。
「楽しみだね。」
クラスメートのそんな言葉が、自分に向けられたものかと勘違いし視線をそちらへ投げるが、彼女たちはただアイドルがどうのと話しているだけで、自分で自分が恥ずかしくなった。
もう一度辞書に視線を落とすが、うまく頭に入ってこない。
そうか、楽しみ、なんだ。
「若、おはようございます。」
かしこまった言い方で、友人が挨拶をしてくる。
「うむ、おはよう。雪之丞よ。」
ノリよく言い返すと、吹き出したのは早雪の方だった。
「朝からテンション高いね。」
むしろ今朝は学校に来るのがなんとなくだるかったはずだが、そういえば今は気分もさっぱりしている。彼女の言葉にちょっと笑えば、友人が来てくれるまでのこの場所に一人きり感もなくなり、落ち着かないような不安感も無い。友達っていいものだ。
「ね、欲しいもの決まったんだ。早雪と一緒に使えるハンドクリームがいい。」
そう言うと彼女は少しだけ目を見開き、柔らかく笑ったあと、
「うん、わかった。また放課後ね。」
と目を伏せてなぜか恥ずかしそうにした。
おへその前で組んだ白い指に似合う香りのものにしよう、とそう決めて私は辞書をしまった。
雑貨屋の外へ出ると、冷たい風が店内に吹き込む。寒いのに、喉が渇いているのは乾燥しているせいだろうか。
早雪は店員さんにラッピングしてもらったばかりのプレゼントを、
「少し早いですが、どうぞ。誕生日おめでとう若菜。」
と渡してくれた。
「ありがとう。ね、今使っていい?」
「もちろん。若菜のだもん。好きに使って。」
包装されたばかりの袋から、柚子の香りのハンドクリームを取りだし小さなテープを剥がす。
「手、かして。」
「え。」
早雪の手をとると、その甲に中身を七ミリほど出す。
「手に馴染ませてみてよ。」
彼女は返事をせずに、手のひらや指の間にクリームを塗っていく。それを終わるまで眺めたあと、もう一度早雪の手を取り香りを確かめる。爽やかな柑橘類の香りだ。
「よかった、早雪にぴったりのいいにおいで。」
「もう、若菜のなのに。」
早雪も指先を鼻に近付けて嗅いでから、
「ね、今度は私が塗ってあげる。」
と手を差し出す。薄黄色のチューブを渡すと、彼女は自身の手にクリームを出し、手のひらに広げたあと私の両手をとって、塗ってくれた。手の甲、手のひら、指の間を冷たくしっとりとした早雪の手が絡まる。
「ありがとう。」
手が離れるとき、早雪が言った。
「こっちこそ、ありがとう。」
私もそう言った。
今日は誕生日だ。なぜ年をとることはめでたいのだろうか。
ぼんやりと布団で寝転んでいたいが、目は冴えてしまっている。体を起こして階段を下りる。
「おはよう、誕生日おめでとう、今日は早く帰るのよ、行ってらっしゃい行ってきます。」
お母さんがバタバタとあわただしく部屋を後にする。うん、とも返せないうちに扉が閉まった。
今日は土曜日だが母は午前中だけ仕事があり、私は早雪と会う約束をしている。
朝ごはんは目玉焼きにしようか、お茶漬けにしようか悩んだが、卵かけご飯ですませた。
ご飯を食べている間に、早雪からメールが届いた。
『ごめん。今日調子が悪いから、会えない。』
その文章を見て、やっぱりこうなるなとは感じていた。私も昨夜はあまり寝付けなかったのでちょうどよかった。
『わかった。お大事に。』
泣き顔の絵文字を付けて、そう送った。
また、月曜日になったら会える。そう自分に言い聞かせ、誕生日会まで何をしようと気持ちを切り替える。
部屋に戻り少女漫画を読みながら、私はこんな恋に恋するような人生を歩んだりはしないのだろうと思った。今はいないがいずれは彼氏とやらができて、結婚したりするのだろうか。必ずしもそれが幸せとは限らないが、そうなればいいのかもしれないと思っていた。
「ただいま。」
お母さんの声だ。お帰りを言おう、と体を起こす。お昼は食べそびれてしまった。
「お帰りなさい。」
大きめの声で部屋から言った。
「あら、早かったのね。映画どうだった?」
私は一階に降り、お母さんが買ってきたものを机に並べている手を見た。
働き者の手だな、と思いながら。
「行かなかった。友達が調子悪いって。」
「そうだったの、残念ね。」
むしろ行っても気まずかったかもしれない。とは言わずに、
「お母さん、私って魅力的?」
と尋ねた。
昨日友達に告白された。友達としてではない好きだと言われて、私は友達として好きだとこたえた。
「うん、そうだよね。ありがとう。ごめんね、伝えたかっただけなの。」
そんなはずはない、と思った。私なら気持ちを伝えて、その先を望む。今の関係を壊す恐怖を天秤にかけてなお、思いを伝えるということはよほどの勇気が必要だっただろう。たとえそれが、システムエラーの一種だったとしても。
私は彼女の気持ちにちゃんとこたえてあげられたのか。
友達システムが始まって早二十四年、少子化とコミュニケーションの減少を懸念する政府により、人とそっくりなアンドロイドが子供一人一人に満十八歳まで与えられるこの取り組みは、私が生まれる前からある。この『友達』は友情に似た感情プログラムを持つが、これが度々恋愛感情と間違うエラーが起こることは聞いていた。
早雪も学習機能が正常にはたらいてしばらくすれば落ち着くだろう。
パーティーの準備を進めながら、お母さんは私のことを気遣ってか、何も聞かないでくれている。明らかにテンションが低い私に、ケーキはどれがいいかと聞いた。
「モンブラン。」
いちごのモンブランはてっぺんの果実に粉砂糖が振りかけられていて、とても私好みだ。お母さんが気を利かせてくれたのだろう。チョコレートケーキはドームのように丸く黒く、金粉が散らしてある。ショートケーキはクリームとフルーツが層になっていて、美味しそうだ。
今年はホールケーキではなく、いろいろな種類を買ってきてくれたらしい。
私にはこうして家族がいる。早雪には多くの『友達』という同機種がいるが、今彼女には誰が付いていてあげてるのだろうか。
私の行く末より、早雪がこれから私とどうなるのかと考えると胸の真ん中が苦しくなった。きっとどうなったとしても、もし彼女が今不幸に感じていたらと少し悲しくなる。
「もう、今までと同じように会えないのかな。」
独り言を口にして、私は自分に酔っているみたいだと思った。大人になるってこういうことなのだろうか。
これから小関さんが来て、三人でささやかなパーティーが開かれる。
今日私はひとつ年をとった。




