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女勇者の旅




2人で旅をし一年が経過しようとしていた

魔王討伐してから魔物は減少し、魔物が出ると言われるのは森や山などの人里離れた場所が多くなった。

薬草や獣などの素材がどうしても必要な時にギルドの冒険者が依頼を受けるだけ

なので一年前に比べて冒険者の数は減少しつつあった。


「街道が封鎖?」

そんな時とある街のギルドで困ったように受付がいった。


きっかけは数ヶ月前、

とある商会が約束の日になっても隣街に到着していないので知らないかという連絡を受けた。


調査をした結果商会はその数日まえこの街で一泊をし街道に沿って隣街に向かったことがわかった


ギルドは早急に街道の調査を行うことにした

だが調査に向かった調査員も行方をくらました。


その後、魔物の戦闘が考えられたのでBランクの冒険者に無理な戦闘はせず調査をしてほしいと依頼をした。

だがその冒険者も行方不明


今度は国に要請をかけて、兵士を派遣してもらった20名以上の小隊で調査に乗り込む

だが、1人も帰ってくることがなかった。


国も深刻に対応を検討してはいるため現在は封鎖して安全を確保しているとのこと


「なんだろう?事故なのか、魔物なのか、それとも別の何かなのか、状況がわからないからなんともいえないね」


イツキは顎に手を当て考える


「ですので当分の間はこの街に滞在をお願いいたします」


「ふむ…」

別に急ぎの旅というわけではないので滞在は構わないが復旧の目処が立たないのは色々不便だ。


「私たちが街道みてこようか?」

「えっ!ですが…」

そういうと受付の人は不安そうに顔を歪めた。


「深いりはしない、少し様子を見るだけだ、Sランク魔法使いもいるから、支援魔法をできるだけかけて向かう、イツキできるな?」


ヒヨリは後ろに控えるイツキに聞いた


「できるよ、気配から魔力、そして姿まで消して様子をみようか?」


イツキはうなづいた。


「そうですか…でしたらお願いします。ですが絶対に無理をせずに撤退してください」


「わかった」


そうしてヒヨリとイツキは街道の調査に向かうことになった。


準備を整えた次の日

イツキが支援魔法を複数かけるのを確認した後街道に出た


数時間進むとそこまで深くはないが森へと差しかかる

ここまではとくに異常は見られなかった

後ろにいるイツキと目を合わせてうなづく

あるとしたらこの森だろう


2人は慎重に森に入っていった

あたりを警戒するが小さな小動物の気配しか感じられまない


森ではないのだろうか?

だが気を抜かないで歩む




2人の前に小さな小川が現れた

その小川には石造の橋が架けられている

そしてその先は森の出口が見えた


慎重に、そして森を抜けた

抜けた先には広い草原が広がっている


「わぁーいい景色!!」

そういうとハナはヒヨリより先に走り出した


「ハナ!魔物がいるかもしれないんだ先方を走る…な……?」


ハナを追いかけようとしたが、違和感を感じた

なんだろう…?

ヒヨリは森を振り返ろうとする。


だが、

「ひゃー!ヒヨリ!一角うさぎが!!」

「ハナ!!」

ヒヨリはハナの危機に振り返ることなく草原へ走り出した。






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