2日目
2日目
寝落ちしてしまった次の日。
いつも通り慌ただしい朝支度。
朝ご飯をつくり、子どもを送りだし、もはや慣れ切った在宅ワークを始める。
それから15時間。
仕事も終わり、ゆっくりとした夫婦の時間。
これからの話や子どもの将来についても相談をする。
そんなこんなで一日が終わろうとするときに始める、霊が見えるためにすること検索タイム。
昨日は後天的にその能力が備わるかまでは調べていた。
では、その方法を今日は少し細かく見ていこうと早速スマホを取り出す。
「霊」「見えるようになる方法」で検索。
またいくつかヒットしたものを見てみる。
その1、心霊スポットに行く。
これはさすがにちょっといきなりハードルが高すぎる。
何となく言わんとることはわかる気がする。外国に行けば英語でも中国語でもわかるようになるのとおなじで、何の力もない人でも霊をちらりとでも見るとか感じることで慣れて見えるようになってくるというもの。まぁ以前にあったこともあるのでちょっとこれは遠慮しておこうかと思っている。
その2、事故物件に住む。
これもその1とあまり変わらない気がするので却下!というかすでに持ち家あるので無理。
その3、信仰心を強くする。
これはもう言わずもがな仏教でも、キリスト教でもいいから信奉して力を高めるというもの。
これもそれなりにハードルが高いから却下候補。
その4、不思議な夢を見たときに記憶しておくこと。
これならできそうだが、いかんせん眠りが深すぎるせいか全く夢のことを覚えていない。
多分見てはいるのだろうとは思うけど全く思い出せない。
覚えていたときにメモでもしよう。
その5、精神的なショックを受ける。
トラウマを受けるくらいのショックを受けると、その影響で開眼?するらしい。
いままでにおきたことでショックだったことなんてほとんどないし、これかもないだろうとは思う。
そういえば、小学生の時に友達と遊んでいるときに近所のおばちゃんの自〇の第一発見者になったことはあるが、その時も私だけは冷静にその姿がどんな様子なのかをまじまじと観察して続けていた気がする。友達は腰を抜かして泣き出していたのも覚えている。
というたぶんショッキングなことはあったのだがそこまでのダメージは受けなかった。
というか私はちょっとおかしいのか?
その6、普段ではあり得ない光景をリアルに想像する。
これならできるかもしれない。普段から想像の世界にダイブしているということもあるので大丈夫そうだ。
その7、自分の視界と死角の境目に意識を持っていくようにする。
これも意外とできるかもしれない。薄暗いところでやるといいそうなのでこれも寝る前にやってみよう。
いくつか挙げたが、とりあえずできることは明日から実践してみようと思う。