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派遣先は魔法世界でした。その1

後書きに、道具説明載せています。

今や、大半の世界には魔王がいる。

魔王がいない世界というのは、神々のいる世界と我が会社が存在する地球だけ、と言うわけだ。


ここ1000年で、地球の技術は著しく発達をし、神々との交信を可能にした。

それも、古くから行われてきた信仰による一方的交信では無い。

双方向からの交信、つまり正真正銘神という存在との共存が可能になった。

そこで初めて知った事、それは自分たちの存在する世界以外の世界。

異世界の存在である。パラレルワールドというのもあるがそれは各世界の管理をしている神が管理をしている。

そこで、我ら人類は、いや我が会社は異世界というモノに目を付けた。


人材派遣会社。

それも異世界限定、神々は自分たちの管理する世界に誕生した魔王という存在に困っている。

その魔王を地球の人類が倒し、その報酬としてその世界との交流を許可される。

そういうケースバイケースによって成り立っている。

国からの特別許可によって我が会社にしか許可されていない。

神と人との協定、神人相互扶助協定しんじんそうごふじょきょうていの上に成り立っている。

我が会社には、800年の歴史があり、今までに数々の世界を救ってきた。


だが、何度救っても魔王が復活するというのは当たり前で今日の依頼は、魔法世界まじっくわーるどの依頼だ。

この世界における魔法という概念は、マナというエネルギーを消費して現象として顕現する。

そのマナは、各魔法使用者のゲートの濃さ×マナ量 でその威力が変わる。

魔法世界での平均ゲート濃度は13

さて、今回派遣するのは4人のパーティ。


魔法剣士として、五十嵐いがらし 俊介しゅんすけ 剣道家

ゲート濃度15

日本刀×2

砥石×5


「無駄なモノは必要無い、行動の邪魔になるだけだ。それよりよろしく頼む。」


銃術士として、岡田おかだ 雪子ゆきこ 軍人上がり

ゲート濃度12

自動拳銃×2

フルオートライフル×1

サブマシンガン×1

魔法弾丸(神製)×∞


「この、魔法弾丸って奴なかなか便利ね、これならやっていけそう。皆さんよろしくね。」


諜報員としてジョン・マディ・クーモア 元FBI諜報員

ゲート濃度9


トランシーバー×4

ハンドガン×1

ミニナイフ×2

魔法弾丸(神製)×∞


「緊急時用にトランシーバーをお渡しします。これからよろしくお願いします。」


魔導士として、エリサ・マリナ・シュタイナー 魔法世界研究第一人者

ゲート濃度21

魔法世界の魔法の書×1

魔法世界の地図×1

カメラ(神製)×1

メモ帳(神製)×1

ペン(神製)×1


「やっと、やっと念願の魔法世界へ行けるなんて、あぁ、神様ありがとう。魔法世界に名前を残すために頑張りましょう。よろしく。」


そして全員に支給されるのは現地通貨1,000,000G、言語自動翻訳機(神製)、鞄(神製)、ゲート強化の指輪~具体的にはゲート濃度+5。

以上のメンバーで神の案内の元、異世界へ向かう。


「それでは準備は良いか?行くぞ?」


4人は神の周囲に集まり、光とともに異世界へと旅だった。





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光が明け、5人が着いたのは協会。


「あぁ、神よ。勇者様ご一行をお連れしたのですね。ありがたい。」


協会で待っていた神父がそう告げる。


「では、私はここまでだ。」


そう言って、この世界の神様は再び光とともに消えた。


「さて、勇者ご一行様。改めて、ご依頼をします。神のご意向の元、この世界をお救いください。」


「まだ見ぬ相手がいるのだな、どのような強さかは分からんが楽しみだ。」


腰に付けた日本の刀をなでながらまだ見ぬ強者への期待を込めそう言った。


「軍を辞めてまた合法的にこいつらを使えるなんてね、思っても無かった。」


大事そうに懐から彼女の愛銃である二丁のハンドガンを愛でて、再び相棒と戦える喜びを語った。


「情報戦は私にお任せ下さい。私にはそれと体術しか取り柄がありませんから。」


この世界で有効に戦える物をもつ他の人物を見ながら皮肉った。


「ここが、魔法世界!!写真でしか見たことが無かったあの!!すばらしい!これは良い研究材料になります!」


夢にまで見た世界に訪れ喜びにあふれる彼女は、まるで子供のようにはしゃいだ。


「勇者様方、やる気は十分なようですね。では、世界を救うに当たって今のこの世界のことをお教えします。」




魔法弾丸(神製)

銃の口径に自動的にフィットする、威力は銃の性能に左右されるが薬莢は出ない。


言語自動翻訳機(神製)

これを持っているだけで耳に入る言葉は母国語に、喋る言葉は聞き取る側の母国語に、書いた文字は読み手の母国語に、もちろん書かれている文字も読み手の母国語になる優れ物。

はめれば自動的にフィットし、ずっと外さなくても過ごせる。

違和感はあまりない。

眼に入れるコンタクト型と耳にはめるイヤホン型でワンセット。


鞄(神製)

容量は∞、耐久性抜群、そして燃えない濡れない。


カメラ(神製)

マナが見える。耐久力、画質、バッテリーは神様のお墨付き。


メモ帳(神製)

燃えない、濡れない、破れない。

耐久力がすごいメモ帳。


ペン(神製)

インクが切れない、壊れない。


魔法世界の魔法の書

魔法世界の魔法一通りが記されている本、なんと電子書籍版もあるが、今回は書籍版。

魔法世界に派遣された勇者達によって作成された。

ひょっとしたらまだ知らない魔法があるかも・・・?


魔法世界の地図

魔法世界の土地が完璧に記されているが、数年前の物のため現在は正確かは分からない。

魔法世界に派遣された勇者達によって作成された。

ひょっとしたらまだ見ぬ未開拓地があるかも・・・?

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