表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/27

第一話

「ん…?」 

目覚めると、俺は白い空間の中にいた。

「(ここはどこだ?確か、子供を助けて…。という事は、死後の世界というやつか?)」

俺は、疑問符を浮かべながら、周りを見渡す。

「正確には、境界だな。」

声が聞こえたと同時に現れたのは、金髪の20代位の青年の姿をした者。

「そして、おめでとう!君は、くじ引きにより、何億という候補者の中から転生者に選ばれた。」

彼は続けて、答えた。

「転生…?しかも、くじ引きって…。なるほど。それで貴方は何者ですか?」

俺は彼に尋ねた。

「君は冷静だね…。転生ヒャッホー♪とか、転生!?、という者が多いんだよね。とりあえず、君の疑問に答えよう。私は神、デウス。最高神と呼ばれるものである。何故、私がわざわざ出て来たか?妻の監視から逃れるためだよ。」

「はあ…。」

デウスは続ける。

「ゴホンッ…。続けよう。転生先は、異世界ジ・アーク、君達の言うところの、ファンタジー、剣と魔法の存在する世界である。そして、君には漏れなく、チート能力を与える特典付きである、感謝したまえ。だからと言って、君に異世界で、勇者的な事をしろ等といった要求する事は無い。それは、別の者がやるだろうし、別口だからね…。」

「チートですか?」

「ああ、身体能力向上、そして、特殊能力、魔力…、魔法使う為の力、及び魔法に対する耐性強化等だ。君には、特殊能力として模倣からの改良、コピーしたものをよりレベル高いものにして自分の能力とするものである、を与える。身体能力向上は、運動能力だけで無く、脳の情報処理能力も、であり、並列思考、二つ以上の事を同時に思考する事ができるという能力。それから、想像からの創造、限度はあるが、想像したものから創り出す能力である。もちろん、君が生前会得した技術といったものも引き継ぐ。」

「そんなに良くして貰って良いんですか?」

「構わない。しかし、生まれ落ちるところ迄は指定できない事は肝に銘じて頂きたい。貧乏な家に生まれるか、はたまた金持ちの家に生まれるか、それは指定できない事を覚悟してくれ給え。君がどういった運命を辿るか、それは君次第だ。」

「詳細わかりました。ご説明ありがとうございます。」

「それでは、私も暇でない。早速、行って貰うよ。」

デウスが言ったと同時に、魔法陣が現れ、俺は取り込まれた。

「チートは君の努力次第、怠ければそこまで、努力すれば無限大さ…。」

取り込まれる寸前に彼が呟いたのを僕は聞き逃さなかった…。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ