異世界のような城
ガルジーは微笑んだ後 徐々に瞳から微笑みは消え
はぁ…とため息を吐いたあと 鋭い目つきで2人を見る
「では…私のいる本拠地へと案内しよう」
ガルジーは背を向けて 手で兵士にジェスチャーを合図を送ると
兵士達はこくりと頷き 数分経った後に 人力車が運ばれてくる
「これに乗ってくれ」
ガルジーは自身の人力車に乗ると 吾郎は遥斗と玲於のが待機している場所に向かって
「とりあえず、あの人力車に乗るぞ、4人ぐらいは乗れる」
と吾郎が話すと遥斗は「分かった!」と答え 玲於は頷く
吾郎は背を向けて 人力車に向かい歩くと
遥斗と玲於は 吾郎の後を追う
「よいしょっ…とっ」
遥斗は人力車の椅子に座ると 「おぉー!」と目を輝かせていると
背をもたれて眠りにつく
先に乗っていた瑠美が「よくこんな状況で寝れるよね…」と
ボソッと呟く
続いて玲於と吾郎も遥斗と瑠美がいる人力車に座る
「では、移動しますね」
兵士が振り返りながら話すと
吾郎と瑠美と玲於はこくりと頷く
兵士は人力車の支木に手をかけて 持ち上げて歩く
「わ、私人力車なんて初めてです…凄い…」
玲於は体を小刻みに震えさせながら 喋ると
瑠美が肩をに手を置いて 優しくトントンっと
叩く
「大丈夫だから、そんなに怯えなくても良いと思う」
瑠美は不器用に寄り添い 喋ると
玲於の体の震えは徐々に収まり 瑠美に「ありがとうございます…」と
玲於は喋る
「本拠地に向かうと言ったが…どれぐらいかかるんだ?」
吾郎は腕組をしながら 兵士に質問をすると
「ざっと1時間ぐらいだ」と兵士は答えた
瑠美は顎に手を当てて 「そこまでここから遠くは無さそう…」と
小さな声で喋っている 人力車にいるのが退屈そうにも見える
瑠美達が人力車に乗って1時間20分くらい経過すると
吾郎が目を大きく見開く
「なんだあそこは…見たことが無い…」
今向かっている場所は ラルクから30km離れた場所にある
平原が目立ち まるで異世界のような雰囲気を醸し出している場所だ
そして そこには 巨大なお城が並んでおり
その上たくさんの建物がある
吾郎の目に映る
玲於と瑠美も城を見つめており 玲於は目を輝かせており
瑠美は鋭い目つきで城を眺めている
すると、瑠美の右隣で寝ている遥斗が目をゆっくりと開けながら
大きなお城を見つめる
「んー…てっ…なんだありゃ…!?でかっ…!?」
遥斗は大きな声で喋ると瑠美は
「うるさい…」と横目で遥斗を見つめながら言うと
遥斗は「すみません…」と
俯きながら答える
瑠美たちが乗っている人力車が
城の扉の前で止まる
「ここら辺で終わります、降りてください」と兵士は支木をゆっくりと
床に下ろして 離した
吾郎と玲於は先に椅子から立ち上がり 人力車から降りると
瑠美は椅子に座っているままだ
遥斗は「どうした?降りないのか?」と言うと
瑠美は今にも消えそうな声で「私…ちょっとでも高い所苦手…」と答えると
遥斗は大きく口を開き 自分の膝を叩きながら大きく笑っている
「あっはははは…!瑠美高い所苦手だったのかよ!」
と、笑いながら話す遥斗に瑠美は「うるさい…」とボソッと呟く
吾郎は頭に手を置いて ため息を吐くと
瑠美に向かって手を伸ばす
「これなら降りれるだろ?」
「あ、うん…」
と瑠美は答えると また胸の中で音が鳴る なんなのだろうか
瑠美は吾郎の手を握りながら ゆっくりと人力車から降りる
遥斗は人力車の椅子から 跳ねるように大きくジャンプをして
床に着地すると
ガルジーが手を拍手しながら こちらに向かって歩いてくる
「凄いな…小僧 ではこれから 城の周辺を案内しよう
少し離れているが 頑張ってくれ」
ガルジーは城の前にある大きな門を指でトントンとすると
扉が開く
「すっげぇな…!」
遥斗が目を輝かせながら言うと
目の前には沢山の建物があり 人々が賑わって まるで異世界のお城のような場所だった
「おかえりなさい…ガルジーさん!」
そこには 1人のおばあちゃんが花瓶の中にある花に向かって
水やりをしながら ガルジーに向かってぺこりと頭を下げて
いた
「頭は下げなくていいよ 今日もお疲れ様」
とガルジーは笑顔で手を振りながら答えた
建物にいる人々は ガルジーに向かって
「おかえり!」と
歓迎ムードになっていた
「ガルジーさん人気だね」と
瑠美はガルジーに話しかけると
ガルジーは「あぁ、これからも皆の期待に応えなければならないから もっと頑張るよ」
と答えた
瑠美たちはとても長く続いた階段を登り終えると
遥斗はぜぇぜぇ…と
疲れており、玲於も床に座り込んでいると
瑠美が口を開く
「この程度で疲れてたら、お城なんて歩けない」
瑠美は疲れている様子は無く ピンピンとしていると
ガルジーが拍手をする
「凄いな君…私でも実はちょっと疲れているんだ」
とつぶやくと
瑠美は首を傾げる
(こんなんで疲れるの…?しかもここに長く住んでそうだし…)
「さて…この扉を潜れば お城の中に行ける それと…お嬢様に気を付けて」
と 鋭い目つきで話すと
瑠美はこくりと頷く
ガルジーは自分の身長の約80倍ある扉に
ドアをノックして コンコンと鳴らすと
ゴォー…
と大きな音が鳴り響き ゆっくりと扉が開く
すると 目の前には 大きなお城が立っており
目の前には大きなお城が立っており
城の扉も開いていて すぐに中に入れるようだ
「私が案内しよう」
ガルジーは先頭に立って歩くと
遥斗と玲於は床に座っていたが ガルジーと瑠美と吾郎が自分たちを無視して進んでいた為
遥斗と玲於も急いでその場から立ち上がり
ガルジーの後ろに立ち歩くと
遥斗が吾郎と瑠美に向かって「なんで置いていこうとするんだよ…!」と話すと
吾郎は「言わなくても来るだろうなって思ってな」と答えた
玲於は頬を膨らまし ムスッとしながら歩いている
一方 遥斗は文句を言いながら 城を見上げながら目を輝かせているため息
瑠美から「文句言うか城を見るかどっちかにしてよ…」と言われた
ガルジーはクスッと笑いながら歩く
そのまま5人は城の中に入ると
景色が一変する
「すげぇ…ここがお城の中…」
城の中はとても広く 違う世界に来たような感じがした
「ぎゃー…!!?」
すると、廊下の奥で男性の叫び声が聞こえると
ガルジーがため息を吐く
「またお嬢様だな…」
ガルジーがそう言うと 廊下の奥から ピンク色の髪の毛をした ツインテールで
黄金のドレスを身にまとった女性がゆっくりとこちらに向かって歩いてきた
「ガルジー…その者達は誰でありますの?」




