駆け抜ける逃走劇
数日前
ヴィラ本部 地下室では 魔法使いの死体を研究して 実験に使おうとしていた
一人一人の名前を確認して 使う魔法の属性も把握しないといけない為 研究員はガスマスクをつけながら
なるべく生臭い死体の匂いを嗅がないようにしている
「はぁ…女の魔法使いを殺すとか趣味悪いな」
男の研究員の感情のない低い声が地下室に響く
「まっ、魔法ツバメ学校の生徒でも 死人が出るって事は 魔法犯罪人撲滅委員会も大した事ないんだろうな」
女の研究員はクスッと笑いながら喋ると男の研究員は「そうだなw」と答えた
女の研究員は 女性の魔法使いの死体をベッドに乗せて 横たわらせる
「えっと…こいつの名前は…」
男性の研究員が 名刺を手に持って 女性の研究員に渡すと 女性の研究員は不器用に名刺を手に取る
「こいつの名前は魔夜か…魔法ツバメ学校1年生…まだ入ったばっかり…魔力測定値を当てて魔力を計ってみるか」
女性の研究員は 体温計のようなものを取り出して
魔夜の脇に魔力測定値を挟む
すると モニターが突然光出して 爆発する音が地下室に轟く
「ゲホッゲホッ…こいつはすごいな…よしっ…改造するぞ」
男性の研究員がニヤニヤしながら話すと 周りの研究員はこくりと頷く
そして数日後 瑠美と吾郎と遥斗と玲於は魔法宇宙船でエンヴォルズに向かった
エンヴォルズ星にある1つの国ラルクという都市に到着し
事件解決の為にベンチに座っている老夫婦に話を聞くと
ラルクでは夜しか来なくなったことを知る 原因は不明だった
遥斗は老夫婦の話を聞き その場を離れようとすると
突然謎の兵士に囲まれて 謎の人物から侵入者扱いされるのだった
「来るぞ…気を付けろ…」
吾郎の静かな声が3人の耳元に響くと 遥斗は手を兵士に向けて突き出して
草魔法で縄上のつた生成し 周りにいる兵士に向かって
遥斗は腕を回して投げ付けると 兵士達の体に縄上のツタが絡みつく
「な…なんだこれは…!」
「吹き飛べ…!」
遥斗は思いっきり腕を横に振りかざして 思いっきり振り下ろすと
兵士達は床に叩きつけられる
「こんなもんよ!」
遥斗はニヤニヤしながら自信満々な笑みを浮かべていると
突然 背後からサイボーグの白髪の女の子が 遥斗に向かって手を伸ばして
首を掴み 上に持ち上げる
「ぐはっ…」
遥斗は息を荒らげると 吾郎は床を思い切り蹴って
跳ねるように飛び出した
「やめろっ…!」
吾郎は手を振り上げると
岩魔法で道を生成して 岩の道を猛スピードで駆け抜けて
白髪の女の子の背後を取る
「離せ…!」
吾郎はサイボーグの女の子の首を回し蹴りすると サイボーグの女の子は
左に吹き飛ばされ 床に倒れる
遥斗は床に座りながら自分の 首を抑えながら 顔をしかめ クソっと歯噛みする
すると サイボーグの女の子はよろよろとしながら立ち上がり
口を開く
「た…すけ……て……」
女の子の声を聞いた瑠美は 吾郎を横目で見ながら 静かなで話しかける
「あの女の子…魔夜に似てない…?」
吾郎は目を大きく見開いて サイボーグの女の子を見つめる
「確かにな…そっくりだ…」
「ここで戦うのは危ないよね…一旦離れよう…戦うのはやめたほうがいい」
瑠美は手で遥斗と玲於に向けて合図をすると
遥斗はすぐさま玲於の横に立って 玲於の手を握りしめ
ダッシュで逃走すると
謎の人物は叫ぶ
「ま、待て侵入者…!」
謎の人物は追いかけようとするが
玲於は謎の人物の足をひっそりと凍らせており
足が凍っていて身動きができない状況に至らせている
「な…なんだこれは…!」
謎の人物は体を揺らしながら抵抗している隙に
瑠美は自身の足に雷魔法を付与して
吾郎の手を握りながら 花火をビリビリと散らしながら
一気に床を蹴って走り出す
「ま、待て侵入者…!」
謎の人物は叫んでいるが 走っている内に声が段々と聞こえなくなり 遠くなっていく
吾郎と瑠美は路地裏に逃げ込んで ぜえぜえと息を荒らげながら身を潜めている
「後で遥斗と玲於と合流するか…そして…あのサイボーグの女子が…魔夜なのかっていうのを問い詰めないとな」
吾郎がそう言うと 瑠美は「そうだね…」と答えた




