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Rache・Witch  作者: 晶ノ
ヴィラ編
67/79

絶望の開演

「ディスペア様怒るかもしれねぇぜ?

やっぱり1人くらい誘拐した方が良いんじゃねぇか?」

サージのその発言に スーリヤは冷たい視線を向けながら答える

「 連れ去るわけないだろ、帰るぞ」

サージとスーリヤはヴィラの本部へと

帰っていった

「おい…何か人が多くないか?」


「何が起きている…?」


スーリヤとサージが人混みの中を駆け抜けると

ヴィラ本部では


今 ディスペアが演説を行っている

「魔法犯罪界は今まさに

変わろうとしている


大幅な人口減少が問題になっている

理由は我々の永遠の宿敵

魔法犯罪人を捕まえる


魔法犯罪人撲滅委員会だ

奴らのせいで

ヴィラは壊滅しかけている

MHOを経営していたが、使えないから奴らはクビにしてきた

どうなったかは、ご存知だろう?


俺を殺したのは魔法犯罪人だったけどな

何故生きているかは 知らなくていい

これから話すのは重要な事だ

よく聞け」


周りの空気が重くなり、背筋が凍る

「魔法犯罪人撲滅委員会にも4人くらいいる

我々のほうが戦力的には有利だが

負ける可能性も視野に入れておいた方がいい

そこでだ、我々 魔法犯罪組織

ヴィラは 魔法ツバメ学校を襲撃

する事に決めた

人質を取って 奴らが隙を見せたら

幹部共よ、奴らを殺せ」


「はっ……! ディスペア様の仰せのままに!」

幹部たちは一斉に膝をつき、頭を垂れた。


ヴィラが魔法ツバメ学校を襲撃するのに

そう時間はかからないだろう


――


一方その頃 瑠美達は

東京都渋谷区でお菓子を貰いまくっていた

お菓子を集めて ホームレスの人達に

プレゼントしようという事らしい


「これで充分揃ったな プレゼントしに行くぞ」


「おう!手分けしてプレゼントしに行こうぜ!」


こうして4人はそれぞれ手分けしてお菓子をプレゼントする事に決めた


「はい、あんた お菓子いる?」

女性のホームレスの人にお菓子をあげる

まだ若そうだ


20代ぐらいだろう

「あ、ありがとうございます…!」

女性のホームレスの人はお菓子を受け取り

嬉しそうにしている ほんの少し涙も流している


こうして4人はお菓子をプレゼントし終えて

魔法ツバメ学校に戻る

廊下を歩いていると、学級委員の生徒が腕を組んで立っていた。


「あなたたち、ハロウィンだからって浮かれすぎじゃないですか? これだから一年は……」


「別にいいじゃねぇか。行こうぜ!」

遥斗が軽く笑って通り過ぎる。


しかし、学級委員の声が背後から響いた。

「最近……学校で不可解な事件が相次いでる。気を付けろよ。」


その言葉に、瑠美の表情がわずかに曇る。



その夜。

寮の部屋で、吾郎が瑠美を呼ぶ


「おい瑠美……少し話、できるか?」


「できるけど。」


人気のない廊下に移動する

蛍光灯がチカチカと瞬く中、吾郎はわずかに冷や汗をかいていた。


「……若狭の殺人事件のこと、覚えてるか?」

「……うん。」


吾郎の声が低くなる。

「調べたんだ。指紋、証拠……全てをな

 そして 容疑者をいくつか絞り出したんだ

その容疑者の名前が、妙に引っかかったんだ。」


瑠美が無言で見つめる。

廊下の空気が急に冷たくなった気がした。


「その名前は……」

吾郎は息を呑み、言葉を絞り出す。


「秋山玲於、だ。」


時が止まったような沈黙。

瑠美の瞳が、かすかに揺れた。


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