授業 そして人生とは
学校中をまわり、授業も終わった なんとか寮に帰れた瑠美 寮には3人ぐらい同じ住む人がいる
翌日、教室に行き 魔法の歴史の勉強をする
「魔法は今では皆使えますが、1番若くして魔法が使えた人を、皆様は知ってますか?」
皆はポカーンとしているが、天才っぽい雰囲気を放つ 白髪の女の子が手を挙げる 名前は谷口魔夜という
「はいっ、最年少で魔法を使えるようになったのは風間風太さんという人ですね」
「正解です!産まれた時からずっと魔法を使える かなりの天才児だったようです!ですが 魔法小学校に行く最中
魔法犯罪人によって 殺されてしまいました 惜しい人物を亡くしてしまいましたよね 」
1時間目の授業が終わり 一息つく瑠美 そして風間風太の詳細を教科書で調べている
「こいつが風間風太か、至って普通の顔してるけど そんな才能があるなんて 人は見かけによらないとはこの事か」
読んでいると 若狭が割り込む
「おい陰キャ、こんなの見てねぇで俺と遊ばね?来いよっw」
すると、瑠美は若狭を睨む
「離してください、じゃないと私は貴方を殺します」
「お、おう、分かった、離すよ 俺、俺と友達になってくんねぇかな?…」
「私友達なんて興味無いです そんな物出来てもいずれ老けて死んで 大人になったら離れ離れになるだけですよ」
「そうだとしても、今を楽しむのが人生ってもんだろ?簡単に言うなとか言われるけどよ そう思わないとやってらんねぇよ 俺は」
「楽しみ方なんて知りません そんな物私にはいりません 私は孤独が魅力的に見えすぎて 孤独を愛してるんです」
「そう硬いこと言わずに、少しの期間だけでも良いから俺と友達になってくれよ」
「仕方ない なってあげます ですが少しだけですよ 分かりましたか?えっと、若狭」
「おう!わかった!それでも嬉しいぜ!仲良くしてくれよな!あ、そういえばお前、風間風太って知ってるか?」
「さっき知ったよ、教科書見てたから、それでどうしたの?」
「その風間風太の両親ってさ、美人なのかなー?イケメンなのかなー?って思ってよ!」
「どっちでもいいじゃないですか、興味ありません」
「お前、目死んでんなぁ、輝いてないぞ、どうしたんだよ?」
「あんまり聞かないで、毎日新鮮な憎しみを持ちながら その日の事を原動力だと思って 日々切磋琢磨生きてるから」
「そんなに抱え込んでたら、いつかぶっ壊れちまうぞ?いつでも話しに相談乗るぜ」
「私の孤独の気持ちをあなたは分かっている気でいるんでしょうが、分からないでしょう」
「す、すまん、でも寄り添えることは出来るから、おっと、友達に呼ばれちまったわ、行ってくる!」
「うん、行ってきたら?」
「おう!じゃあ行ってくる!」
数時間後 若狭來人の死亡が発覚した