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誓い

「瑠美にそんな事があったとは、俺にはきっと分からない苦しみを味わっただろうな でもな いつまでそれに囚われてるんだ?復讐なんかしても誰も救われないぞ」

そう言われると 瑠美の心は傷付いた けして誰にも分からない感情なんだと思った 瑠美の目には

怒りと殺意が混じったような そんな恐怖の眼差しに見えた 吾郎が続けて 少し震えた声で言う


「実は俺も 両親を同じ組織に殺されたんだ」 その言葉に背筋が凍る 吾郎の両親も魔法犯罪組織組織 ヴィラによって殺されていたらしい ヴィラについて不思議がらなかったのが根拠なんだろう

「俺も復讐しようとしている でも それが正しいのか分からないんだ 俺は怖いからお前に秘密事を聞いたんだ 何となく同じような気がしてな」


雷が落雷する 余計空気が重くなってしまう 瑠美は何故か胸が苦しくなる 同じ経験をしている人が目の間にいるから?過去を思い出したから?何故かは分からない 吾郎は少し俯いている そして 泣き崩れそうな声で話す


「なんで怖いかって言うと これを話してしまったら仲間まで死んでしまいそうだったからだ だから俺も秘密事をしていたんだ 瑠美 ごめんな」

吾郎は何故か謝った 罪悪感を感じたんだろう 全身にのしかかる責任が重くて 今にも下ろしたいんだろう でも 捨てる訳にはいかな仲間を守るために 自分の感情を押し殺していた


「ある日 心がポキッとする感じがした それはいつだと思う?」


「え、分からない 分からないよ」


「俺にも分からない いつも折れてる感じがする そろそろ話そうか 過去について」

震えた声で話す吾郎 頑張って何とか話そうとして しばらく沈黙が流れた後 話し出す


「俺の両親は元々魔法ツバメ学校で教員として実は働いていたんだ 俺もいつか入りたい入りたいって両親に言ってたら 暖かく応援してくれた まるでストーブのようにあたかかく 嬉しかった

そんな両親は貧乏ながらも俺を養ってくれてた 自分を犠牲にしてな ある日俺はお腹が空いたから晩御飯を食べにリビングへ向かった」


「そして両親と一緒に美味しいシチューを食べてたんだ それはとても美味しかった 世界で1番な そしたらインターホンが鳴った 俺の母が出たんだ そして扉を開けたら 胸を杖で貫いた 即死だった

死に気づいた父は魔法を使いヴィラの奴らを攻撃した でもあいつらは効かなかった そして父も杖で殺された 俺はというと 窓から逃げ出してたんだ リビングの窓からな 何も出来なかった 逃げる事しか出来なかった」


「俺が10歳の時の話だな 俺はあの日以来誓った あいつらを殺して 同じ目に遭わせてやるって そしてツバメ学校に入って 寮に入ったらお前がいたんだ 目が死んでて 今にも儚く消えてしまいそうなお前を見て 過去の俺を思い出した だから救いたかったんだ」


瑠美は悲しい表情を隠しながら 話を聞いていた


「ごめんな、こんな話をして」


吾郎は瑠美にハグをする 瑠美は思い出した 人の温もり 家族が抱きしめてくれた感触

吾郎も思い出した

2人はとある約束をする


「俺と一緒に ヴィラを殺さないか?」


覚悟を決めた吾郎の言葉に 瑠美は反応する


「うん、分かった 殺そう 復讐を成し遂げよう」

「でも 復讐は誰も救われないって言ってたけど、あれはどういうこと?」


瑠美が不思議そうに言うと 吾郎は答える


「あれは、忘れてくれ、酷い事を言ってしまったな」

「大丈夫だけど、これからどうするの?」

「そうだな、まずは残りの死刑囚をどうするか考えるぞ 次のターゲットは誰がいい?次は俺達二人で行くぞ 他の奴は治療に時間がかかるらしい」

「分かった、じゃあ次のターゲットは 魔法使い狩りの死刑囚 アーヴァントにしよう」


2人の復讐の物語は続く

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