諦めない心
瑠美も全身に雷魔法を纏う 衿のお陰で吾郎と瑠美は
何とかこの状態を保てている
「ッ…!」
一気に飛び 蹴りでゴーナウトの腹部を蹴る
しかし やっぱり効いてはいない
拳を振り上げ 瑠美の腹部に渾身の一撃を入れる
「 くっ、やばっ、意識が」
少し意識を失いかけるが すぐに体勢を整え
ゴーナウトの背後に回り込み 雷魔法を放つ
それをかわしたゴーナウトが ナイフを取り出しさそうとすると
雷が曲がってゴーナウトの背中に直撃する
瑠美はあえて外してゴーナウトの背中に当てるように小細工をしていた
「んっ…少しは効いた チッ」
ゴーナウトが走り出し 地面を蹴ると 瑠美が宙に浮かんでしまう
ゴーナウトが頭を掴み 降下し地面に頭を叩きつける
―
ギルが吾郎のお腹に手を当てて 消滅魔法の斬撃を放つ
吾郎はお腹を怪我したが 何とか耐える
地面に岩を生やして ダッシュして槍を作りギルのお腹めがけて刺そうとすると
ギルはそれをかわして斬撃魔法を放つ
吾郎は槍を回して斬撃を斬る
ギルが背後に回って背中を蹴って地面に落下させる
吾郎が岩で道を作りそこに何とか立つ
ギルの元に走り出し槍を投げるとギルがかわす
しかしそれは罠で
岩の道から岩のような触手が現れギルの両手を拘束する
そして吾郎はダッシュして 飛んでギルの腹部に蹴りを入れる
ギルは目を大きく見開き 血を吐く
「ゲホッ…ふふっ、やるなぁ君」
「油断するなよ これだけじゃないからな」
「な、なんだあれは」
岩で作った龍を呼び出し 拳に力を込めて ギル顎を思いっきり殴る
「なっ…まさか…お前に…ちくしょう…!」
ギルは言葉を放ち 気絶する 吾郎も座り込む
はぁ…中々苦労した あとは瑠美の元に行かないとな
―
一方その頃 瑠美は ずっと殴られていて 苦しめられている
「どうした?この程度ですか?やはり貴方も両親と同じように 無様ですねぇ」
その言葉に瑠美はイラッとする