サバイバル
魔夜が倒れた時 試合終了のアラートが鳴る 次は第2訓練 今度はサバイバルだが ルールが変わっている
今度のゲームは 人狼 誰が嘘をついているか 何が真実かを確かめる必要がある 1年生の魔法使いは
飛行機に乗り 第2訓練上の場所に向かう そして 飛行機の席で 遥斗 吾郎 瑠美の3人が座る
遥斗が口を開く 泣きながら
「な、なぁ…もしかして…この死亡者リストの中に…魔夜がいたりして…」
吾郎はいう
「そんなはずないだろう 彼女は恐らく気絶しているだけだ 俺は現場を見て駆けつけようとしたが アラートが鳴ったから追い付けられなかった」
そして 死亡者リストの中に 魔夜の名前が記載されている事を確認すると 遥斗の顔は青ざめ 吾郎は俯く
瑠美はというと 少しニヤッとしている
彼女はこう思った
(若狭を殺した犯人捕まえられなくて残念 私が代わりに殺してあげよう 快楽だから)
飛行機の中が阿鼻叫喚の光景になると 先生が言う
「皆さんお静かに 第2訓練上では更なる犠牲者が予想されます 生き残らないと迷惑ですので 生きてくださいね」
遥斗がブチギレる
「クソ先生!なんで俺たち学生にこんな酷い事させるんだよ!平和な学園生活はいつ訪れるんだよ!」
先生はいう
「平和?魔法使いはなんだと思っている?この世界で戦うには 経験しなければならないんだよ」
遥斗は泣きながら訴える
「ふざけんじゃねぇ!俺はこんなの認めないぞ!お前らみたいなクソ野郎をいつか 殺してやる」
「ははっ、寝言は寝て言えクソガキ 席に戻りなさい」
遥斗は席に戻ると 先生を睨みつけながらいう
「覚えてろよ 俺はお前にいつか復讐をする 嘲笑った事を反省させてやるからな」
吾郎はいう
「落ち着け 今は取り乱すな 恐らく俺達は次はチームではなくなるだろう 今のうちに作戦を話す いいか 俺についてこい 生き残る為だ」
瑠美は少し不満そうだが 生き残りたいので仕方なく頷く すると 水色の髪の毛の女の子が話しかけに来る
「あ、あのー…仲間に入れてくれませんか…?」