約束
青山悠矢の言葉を聞いた瞬間 瑠美の怒りは爆発した 自分の事を拘束していた糸を 雷を使って 解いた
その光景を見た青山は 驚いたのを隠せない しかしそれが隙となり 瑠美が青山の背後を取る
「悪いね でも安心して 痛みもなくすぐにあの世に行けるから」
青山は振り返った
「くそっ、このクソ女がっ!」
青山は自身の触手で瑠美の心臓を貫こうとしたが 瑠美はかわした
「その程度?私の両親を侮辱した事 償ってもらうからね」
瑠美は青山を羽交い締めして 彼の背中に手を添えて 稲妻を放つ 間違いなく彼女は成長していた
「うわぁ…くそっ…!は、離せ…!」
瑠美はその言葉を無視して 青山の背中を貫き 心臓を手で握り潰した
「ふぅ、これで1キルか なんだろう 世の中の殺人を無くす為に犯罪人を殺人したりするけど 殺人ってこんなに快楽だったっけ?私の両親を殺した組織 ヴィラを鏖殺するのが 楽しみになってきた」
彼女は返り血を浴びてしまったので 自身の持っていたハンカチで拭こうとしたが 染み付いてしまった
「チッ、まあいいか この調子で撃破数を稼いで ランクを上げる必要がある」
綾瀬瑠美は 約束した 実は訓練開始する前に約束をしていた事がある それは遥斗 吾郎 魔夜と決めていた事だ
遥斗は言う
「殺すのも可能らしいけど それはなしで行こうぜ?他人の命を奪う事はしたくねぇからな!」
魔夜とも言う
「そうですね、殺さずに撃破するように私も専念します」
吾郎も頷き 覚悟を決めた
しかし その約束を破った瑠美 仲間に知られたら どうなる事やら