2/20
詩集『曲解』第二十二部
詩集『曲解』
第二十二部
○
虚言的失語による、我々の疾患は、とうに明示された、一種の勲章である。
ー我が我の為に、そのために、生きるために、生きてるかの様な。
そうだ、そして、新たなる開示を待つしかない、そこは、異次元の。
ースーパーノヴァにも現れているだろう、その原型とやらが。
○
いつにもまして、聖域に酷似した、偽善たる散乱の、不可思議を。
ーそうだ、お前は、生まれてからの、センスを持たない者だから。
そうなんだ、正しさが、分からないんだ、この欠陥と言ったら無いのだ。
ーどうすれば、上手く生きれる、どこにも正解が書いていない。