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19話 名前決め②



「えー、どっちか選ぶのは難しいよー。新しいもの何か考えなきゃ」


 リーナはやはりどっちも選べない様子。何かもう一案を考えたい、というのはわからないでもない。


 うーーーーん。


「この子たちの名前考えるときってこんな感じでしたよね」


「確かにそうだったな。ロシア語名にしようとしたのも、ヴィーナが来てからだったし」


 ミアと、昔のことを懐かしむ。


「4人ともロシア名なんだ!」


 優佳が、娘たちの名前がカタカナの理由に合点がいったようだ。


「みんなの名前はどんな由来なの?」


 ヴィーナがそう訊ねる。


「私は、唯一人(ただひとり)の大切な娘、という意味で唯ですね」


「唯は一人っ子だもんね」


 百合愛がウンウンと頷く。


「僕は、母の旧姓が世耕だったのと、長男の太郎を合わせて耕太郎」


「教育だけじゃなく、名前までも母の影響をかなり受けているのか」


 啓介は少し哀れんだような感じだった。その気持ちはすごくわかる。あのお母さんはキッツイわ。


「あ、ねえねえ、2つの言葉を合わせるってことだよね。なら、サーヴァントとメイズを合わせて、サーズとかはどう?」


「サーズ。スペルにするとSirsだろうか」


「Sirって確か、イギリスで優秀な騎士(ナイト)に与えられる称号だった。それはいいかもしれない」


 イギリスの小説か何かの知識かな。ソーニャは知識幅が広すぎる。


「ナイトか、いいじゃん」


「いいと思います」


 こうして、サーヴァントとメイズ、合わせてサーズに決まった。



「では、敷地の名前決めをしましょう。何かありますか?」


ソ「ディズニーの創始者であるウォルトディズニーは、アメリカのフロリダ州に、120㎢の広大な土地を買って、「エプコット」(EPCOT:Experimental Prototype Community of Tomorrrow)という実験的未来型都市を創ろうとしていた。翌年に亡くなってしまったけど、その後のマイケル・アイズナーが理念を引き継ぎ、20年近くを経て完成し、いまも拡張のプロジェクトが進んでいる」


 ソーニャの博識披露タイム。ここは、東京ドーム100個分の頃からも買い足して、いまは20㎢くらいだから、120㎢って相当広い。ほぼ山手線の内側の2倍と同じくらいといえばその広さが伝わるだろう。あれ、ここの6倍って考えるとそんなに大きくないような……


「ウォルトディズニーって、そんなこと考えてたんだ。医学的には発達障害だった、としか教えられないのに」


「発達障害というのは、何も人間としておかしいわけじゃない。ただ単に、集団行動に支障があることがほとんどで、生きていく上では何の問題もない」


「現に、アメリカの大統領でもケネディやクリントンは発達障害だしね」


「日本的文化だと生きづらいのはあると思うけど」


 耕太郎、ソーニャ、エリー、唯とで話が盛り上がる。かなり打ち解けているようで、安心した。


「少し話がそれたので、戻します。私はエプコットのように頭文字をつなげるのがいいと思うんですが、どうですか?」


「それでいいと思うよ。僕は高度な、進歩的な、のAdvancedが入ってるといいな」


「私は、未来のFuture」


「Tomorrowもいいよね」


「FutureとTomorrowは近くない?」


「確かに」


「じゃあTownはどう?」


「いいね。わたしはNewも欲しいかな」


「A, F, T, N。NAFT(ナフト:New Advanced Future Town)はどうでしょう」


「いいんじゃない?」


 こっちはすんなり決まったようだ。よく小説とかで頭文字をつなげて名前にしてるのを見るが、これは簡単だな。次からもやろう。


「今日の議題はこれにて終了です」


「「「お疲れ様でしたー!」」」


 私は、このNAFTがどうなっていくのか、楽しみでならなかった。






いつかEPCOT行ってみたいです。

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