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彼の夢は未だ覚めず  作者: すらいむれべるいち
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お勧め

今晩も上映は無事に終わり、キッチンカーの撤収後も酒盛りは続いている。


映画を見ていた子供達も、今は一人も見当たらない。


騒がしい中を歩いて行き、少し行ったところで止まって声をかける。


「皆さん、本日も有難う御座いました。 これは俺からの差し入れで、ウィスキーと言うお酒です。 量は多くありませんが、仲良く飲んでくださいね」


そう言って、十本を取り出して地面に置く。


聞いたことも無い名前のお酒と言うこともあり、近くに居た人達が寄ってくる。


「俺はこの後に用事があるのでここで失礼しますが、広場は誰の物でもないですからね。 ゆっくりしていってください」


飲んで騒いで、翌日の活力になるのならば


それは決して悪いことではないと思う。


何より、皆楽しそうなのだ。


その光景を見てから振り返り、冒険者ギルドへと向かった。


「こんばんは。 少し遅くなってしまいましたが、買取の方は上手くいきましたか?」


フィーラさんの受付へ行くと、買取の結果を聞いた。


「はい! 凄いですよ! 一匹あたりの平均の取引額が、なんと金貨十枚もついたのです!」


確かに凄い。


日本円で考えると、一匹あたり四十万円の値がついた海老や蟹だ。


いったいどれだけ美味しいのだろうか…。


「こちらが売上げです。 わかり易いように、小さい袋に金貨を十枚ずつ別けておきました」


大きな袋の中には、小さな袋が沢山入っていた。


「有難う御座います。 それでは、夕ご飯にしますか?」


「はい! 皆さん呼んできますね!」


ここに来る前に、晩御飯は用意してある。


今晩もお酒を飲むこと前提で、オードブルを取寄せたのだ。


内容は、春巻き・酢豚・エビフライ・チーズ巻き・肉団子・ミニコロッケ・磯辺揚げ


後は定番のポテトと、枝豆だ。


取寄せてからわかったのだが、一皿あたりが結構な量だった。


十人で食べきることが出来るかどうかは、皆さんの頑張り次第ということで。


俺は無理だと思っているけど。


それに加え、俺は優しいのでピザも用意してあげた。


ふふふ、いっぱいお食べ。


「お待たせしました! わー、今日も沢山ありますね!」


「はい、少し量が多いかもしれませんが…。 翌日くらいなら全く問題は無いので、食べ切れなかった分は明日にでも食べてください」


「はい、ビールも用意していただいて有難う御座います!」


「いいんですよ、対価は貰ってますしね。 それじゃ、俺はこれで。 明日もう一度顔を出しますね」


明日の営業後、俺はこの街から出て行く。


ここでの営業は楽しかったが、今日の昼の営業で萎えてしまった。


男爵様が対処してくださるらしいが、似たような事が無いとも限らない。


それに、戻ってこようと思えばいつでも戻ってくることが出来るのだから


少し長い旅行だと思っていれば寂しくもない。


しかし、次の場所へ行くにしても


地図が売ってないので、目的地が決まっても道がわからない。


男爵様へ挨拶にお伺いした時にでも聞いてみようか。


ついでに、お勧めの場所もね。

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