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彼の夢は未だ覚めず  作者: すらいむれべるいち
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大吟醸

準備が終わり、開演まで残り一時間程だ。


コッペパンを開いて、七輪の網の上へと載せて少し炙る。


こうすると、カリっとした食感が加わって美味しくなるのだ。


ソーセージを数本転がして焼く。


コッペパンの炙った所へバターを塗り、レタスを挟んでいく。


ソーセージが焼けたら挟み、つぶマスタードとケチャップをかければ完成だ。


食べ歩きが出来るように紙で包み、保温棚へ置いていく。


あまりストックは作れなかったが、開演三十分前なので店を開く。


キッチンカーの窓を開けて、声を出そうとした時だった。


「開店か!? 売ってくれ! ずっと匂いがしてたから我慢の限界なんだ!」


そうか、窓は閉めていても匂いは外に出て行くしな…。


でも丁度いいか。


「お待たせしました! ホットドッグお一つですね!」


開店前から一列に並んでくれているので、余計な手間が掛からなくて助かる。


続々と売れていくが、既にストックが無くなりかけている。


一人で売っているので、販売までの工程を捌くだけの手が足りないのだ。


仕方がない、ここは少し待ってもらおう。


「申し訳ございません。 在庫が切れたので、ここからは少しお時間が掛かってしまいます」


「構わないよ、この待ってる時間もいいものさ」


最前列の人の答えに、後ろの方も了承してくれた。


今日は最後尾の人の分までしっかりと作った。


途中でDVDの方も再生させているので、退屈せずに並べたようで良かった。


ホットドッグもなかなか好評のようだ。


飲み物を用意して、俺も長椅子に座って休憩をとることにした。


DVDの音声をBGMにして、コーラを飲みながら漫画を読む。


漫画を読みながら、次はどこへ行こうかと考える。


まだ国内にはいる予定だが、食べ物が美味しいと言われている王国も興味があるし


民主主義の魔国にも興味がある。


とりあえずは公爵領にでも向かってみようか。


ぼーっと考えていると、DVDは終わりかけていた。


カウンターへ向かい、エンディングの終わりを聞いたところで声を出す。


「昼の部は以上になります! 夕方の部では、晩御飯として食べられる物も用意してあります。 よろしければ、遊びに来てください!」


夕方の部で用意しているのは、ラーメンとお酒だ。


俺は飲めないが、教授がラーメンには日本酒が良いと言っていたのを思い出したからだ。


日本酒も、大吟醸というものを用意してある。


飲まないので良く知らないのだが、お米を研ぎまくって作ってるらしい。


販売するときに多少値が張ってしまうが、喜んでもらえると信じよう。


先程のホットドッグで懲りたので、ラーメンは醤油だけに絞ることにした。


夕方の準備は既に出来ているし、ラーメンは一部の人からは好評を頂いているから大丈夫だ。


そう考え、一度キッチンカーを仕舞ってから冒険者ギルドへ向かうことにした。

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