表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
彼の夢は未だ覚めず  作者: すらいむれべるいち
72/112

臭い

翌朝、街の散策をするためにポチを迎えに行った。


「主殿…臭かったでござる。 馬が…馬が…」


「そうか…」


ポチは大事な何かを失くしてしまったらしい。


「さあ、いくぞ」


「はいでござる…」


ぶらぶらとあても無く彷徨っているのだが、どうも同じような店が並んでいるようにしか見えない。


それもそのはずで、腕は良いのだろうが同じような店しかないのだ。


しかし、遠方からの買い付けの馬車が多く


その店は次から次へと閉まっていくのだ。


そこで、閉店の準備を始めた店主さんに聞いてみた。


「お忙しい中失礼します。 露店を開きたいのですが、許可などは必要なのでしょうか。 ああ、失礼。 私は黒澤透と言います」


「おお? ああ、構わないさ。 許可なんていらねーよ! この街で欲しいのは信用とブランド力だけだぜ!」


ふむふむ


「では、明日から開いてみようと思います。 ありがとうございました」


店主に挨拶をし、その場を去る。


これで露店を開いても問題が無いことはわかった。


それから夕方まで散策を続けたが、食料品を取り扱う店は五店舗ほどだった。


「さあポチ、お前の出番だぞ」


宿はポチに選ばせる。


これは、ポチがペットも入室可の宿を見つけられなかったらそれまでという。


ただそれだけのことなのだ。


見つけた先がダメであった場合、ポチは馬と仲良く眠ることとなる。


昨夜と同じやり取りではあるが、決定権はポチにあるのだ。


当然、引き直しは許さないのである!


そして今晩の宿は、無事に一緒の部屋へ泊まることが可能だった。


さて、ここで明日の商品を考えよう。


前の大陸で売っていた物の中から決めるか、売っていなかった物の中から売るかを決めよう。


サイコロを取寄せて、奇数なら新メニュー


偶数ならば、旧メニューの中からと決め手から振った。


結果は4が出たので、旧メニューの中から並べることにした。


それならばと、明日は販売期間が短かった焼鳥を中心に売ってみよう。


業務用の冷凍焼鳥を購入し、先に解凍させておく。


これで、明日は焼いて売り捌くだけですむ。


メニューは、ネギマ・モモ・皮・ナンコツだ。


尚、味覚に違いがあるといけないので


味付けは全て塩となっている。


「っと、宿の中で火を使うのは気が引けるな…。 ポチ、仕込みは終わったから寝るぞ」


明日は朝が早いからな。


露店の多さのせいか、通りはほとんど場所をとられている。


余程早くから場所を取りに行かないと、販売すら出来なくなってしまう。


それを避けるために、俺達は早めに床についた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ