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彼の夢は未だ覚めず  作者: すらいむれべるいち
58/112

45km

消化されるようなことはまず無いが、このままでは何れ酸欠で倒れてしまう。


謎の光る魚を内側から空間で固めて、ゆっくりと流されてきた方向へ歩く。


俺を囲う空間の中の空気は変わらないはずなのだが、なんだか臭く感じてしまう。


今はどこを歩いているのか。


全く想像も出来ないのだが、魚は止まっているのだ。


歩いていれば、何れ出られると信じて進むしかない。


幸いなことに、この魚の体内も外見通り光っているため歩くことに苦労はしなかった。


十分ほど歩くとようやく外に出ることが出来たので、魚の外見を観察する。


顔は鮟鱇のようだが、身体はえらく長い。


魚の目の前に立ち、巨大な空間の壁を作ってから魚を自由にする。


そして、魚は沈んでいった。


は?


見た目が長ヒョロイ鮟鱇のくせにマグロみたいな奴だな。


ただ、その魚は途轍もなく大きかった。


顔に対して、目玉はあまり大きくないにもかかわらず


それでも、その目玉は俺の身長と同じくらいはあった。


予測で言うなら170cm前後と言う所だろうか。


っと、調べてる場合じゃない!


急いで回収しないと沈んでしまう!


魚を追いかけるように自分もゆっくりと降りていく。


結局その巨体のせいもあり、全てを進みこむまでにはすっかり海底まで追いかけてしまった。


上から見たときは気付かなかったが、海底はとても綺麗な所だった。


キラキラと光る海草に、赤や黄色の魚が泳いでいる。


ただ、そのどれもが巨大なのだが…。


そろそろ良いだろうと、歩きをやめてキャンピングカーに乗り込んだ。


森での探索と同じように、海底の生物を見かけるたびに捕獲していく。


ただでさえ人の手が入っていないのに、そのどれもが巨大なので


海底で歩く蟹や海老が、面白いように捕獲できる。


これは食いでがあるが、調理器具を探すのが少し大変かもしれない。


また捕獲をしに来よう、今は陸を目指すことに集中しなくては!


先程までの浮かれ気分はどこへやら、目的は海を渡りきることへとシフトしていた。


海上へと空間で道を確保してアクセルを思いっきり踏めば、あっと言う間に海上に出られる。


そこからは早かった。


なにせ道が無い代わりに、どこでも走れるのだから。


空間で安全も確保されているので、グングンとスピードを上げる。


この世界には、信号もスピード違反も無いのだ。


ふふふ、高所恐怖症の俺が遊園地のゴーカートで培ったテクニックではっちゃけてやるぜ!


こうして様々な生物を空間で跳ね飛ばし、大陸を目指して時速45kmで爆進するのだった。



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