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彼の夢は未だ覚めず  作者: すらいむれべるいち
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「ポチ、そっちはどうだ?」


「大丈夫そうでござる!」


拠点作りを始めてから三日目の昼、ようやく俺達の拠点となる家が出来た。


凝った工夫は何もせず、ただただ広い倉庫のようなログハウスなのだが


逆にこれがいい。


ベッドを取寄せて部屋の隅に置き、その向かいにはテレビを置く。


受信料は未払いだが、繋がっている間は利用し続けよう。


あとはロングテーブルと椅子を適当に置いて


「こんなもんでいいかな?」


「拠点にするだけなら十分でござる!」


水周りはいずれ充実させたいのだが、俺にはそんな知識は無いので我慢だ。


「ポチ、畑の方はどうなってる?」


拠点作りから二日目の昼に屋根が完成し、それ以降は床面を張っていたため


外の様子はさっぱり把握できていないのだ。


「畑の土は大丈夫でござる! 昨日から家の周りに畝を作っているでござるよ!」


できたペットだ。


「よし! よくやった! 今日の晩はポチの大好きな牛肉のステーキにしようか!」


「本当でござるか!! であれば、もっともっと頑張るでござる!」


「そうだな、拠点関係は今日中におわらせるぞ」


急いでるわけではないが、あまり時間をとるのもよくなさそうだし。


この近くにある街や村も知りたいところなので、探索もしなくてはいけない。


やることは山積みだが、今後がとても楽しみになっている自分もいる。


畝が出来てるなら種を植えないとな。


「ポチ、畝にこの種を植えておいてくれ」


「お肉のために働くでござる!」


それいけマルチーズ!


水撒きはジェットシューターを購入し、噴出口を噴霧にして水を撒く。


準備も万端!


気合も十分!


さあ、やるぞ!っとドアを開けると、そこに広がるのは広大な農耕地だった。


「ポチ、これ…」


「畑でござるか? 殿が用意してくれた土地はすぐに耕し終わってしまったのでござる。 であれば、今後この土地が発展して人が増えてもいいようにと広げておいたのでござるよ!」


「ちなみにどれくらいの範囲を耕したんだ?」


「この家を中心に、ざっと二百メートルくらいでござるよ!」


おおう…。


「ま、いいか。 よし、じゃあ種は頼んだぞ!」


「任されたでござる!」


「おう、俺は少し周辺を見てくるよ」


そう言うと、一旦ポチと別れて森の中へと入った。


しばらく歩いて周ったが、この森は随分と豊かだ。


食べられそうな物も多く、動物も多くみられた。


しかし、魔獣は一度も見ていない。


魔獣に襲われて廃村になったはずの村なのに、だ。


勿論、俺が動物と魔獣を見間違えている可能性も多分にあるわけなのだが。


一度ポチとの話し合いが必要なようだ。

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