1.犠牲
ここから週一投稿かな。無理のない範囲でやります。
ある本に書いてあった。「細菌と毒の解明」の一文だ。
廃れた大地にやってきた、人型細菌、「ゾンビ」
ある島に取り残され、救助まで100日間生き残る必要がある。
人型細菌を研究した、●●●によると、細菌は、驚くほど早い速度で、遺伝子進化をしているという。空を飛ぶものがいたり、物を壊したり、戦略的な思考ができる。だが、ゾンビは、ゾンビだ。
人を殺して、細菌を増殖させる。
ウイルス型感染は、A型とB型に分かれていて、簡単に感染する。A型は、少し生活に支障が出るが、B型に感染すると、細菌により、人間が乗っ取られ、「ゾンビ化」する。
まるで、ロシアンルーレットのように。
そして、さらに恐ろしいのは、人間だ。そう、これを作ったのは・・・
私は、孤島で遭難した。もはや進んでも進んでも森しかなかった。私は、研究者で、地質と菌類の生態系について、研究するため、孤島に来たのだが、遭難してしまった。
ここで、研究者について、説明しよう。
百木信玄。地質学者であり、私の友人。両親が歴史好きであるため、名前がついたらしい。
有田つとむ。菌類学者であり、変で面白い、私の友人。
小田正樹。工学者、地質学者、友人。
真田光弘。コンピューターの専門家。友人。
青山明彦。地質学者。友人。
赤嶺亮。地質学者、工学者、建築設計者。友人であり、天才肌である。
そして、私は、河合ひろ。
私たちは、サバイバーでも何でもないが、ひとまず、かなり奥まで行ってしまったので、方向さえもわからなかった。
電波が繋がらない。ボートは、しっかりと、固定していたのだが、後になると、その固定していたものが切れており、「誰かがやったのか。」とも思ったが、まさか、自分も被害を食らうのに、やるのはなぜなのか、という話になるし、友人なので、そういう話にはならなかった。だが、憂鬱であるのは変わりない。誰かが言った。
「クローズ・ド・サークルだ。」
閉鎖空間か。ミステリー界では慣用句らしい。
かなりの時間が立ち、夜になり、ひたすら彷徨っていると、どこかのお城らしい立派な、館があり、西洋風であったが、廃墟らしく、かなり臭い。
懐中電灯を持って、廃墟の中に入った。綺麗な薔薇、植木鉢が割れている。
「ここで、今夜は眠ろう。」
ひとまず、まともな思考ができない。眠るしかない。
ゾンビ進化速報1
武器の所持。
誰かの叫び声が聞こえた。
「なんか来ている!ぶ・・武器を持った何かが!」
少し間をおいて解き放った。
「ゾンビだ!」
ベッドから飛び起きると、百木が、叫んでいるではないか!そして、その何かと目が合った瞬間、途端に動かなくなった。
かなり近くまで来た。動かねば。確かに武器を背負った、明らかに人ではない、何かが立っている。武器を持っている。1mまで近づいて、ベッドのシーツ、いや、なんでもいいから、叩き落とした。ひとまず、上へ駆けあがった。
「ゾンビだ!」
私は叫んだ。
その時、百木が転んだ。
振り返ると、
「止まるな!」
と百木が力強く叫んだ、
二階へ駆けあがり、勢いよく、ドアを閉めた。鍵を付けた。
そして、百木の血しぶきが、ドアに広がり、ホカホカの内臓が、(ん?)跳ねかえった。
百木は死んだ。
他のメンバーは起きていて、その時の状況を話したが、あまりにも、・・・しすぎて、
なんとなく嫌であった。
そしてほぼ全員に、
「何かがあったのか」
と聞いてきた。
ただ、黙秘を貫いた。何か、話すのが嫌だったからだ。
そして、
「顔色が悪い。寝たほうがよいかもな・・」
赤・・誰だったか忘れたが、何者かに呼ばれ、
向かった。
何やらナイフがある。
その誰かは、死んだ。
ああ、そうか。
私は、ゾンビだったんだ。




