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【完結】庶民でクズの俺が助けたのは王子とその弟だったが、面倒くさいことは本当に勘弁してほしい

作者:太田
評価、感想、いいねを気楽にいただけると嬉しいです。励みになります。
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 主人公の庄助(しょうすけ)は、集落から少し離れた山際で暮らす貧乏な男。
 春先に両親が相次いで死に、隙間風の吹くボロボロの家に一人暮らしをしている。
 仕事は薪売りだが、決して暮らし向きは良くない。常にすりれた着物を着て、食事も満足にとれていない。

 ある日、身なりの変わった子供が訪ねてきた。

「助けてください、兄が死にそうなんです」

 子供はユノーと名乗り、カイセルという兄が血を流して死にそうだと訴える。
 面倒事を嫌う庄助はユノーを追い払う。ユノーは食い下がるが庄助の剣幕に怯み、諦めて他を当たることになった。

 しかし、ユノーが向かったのは、集落への道ではなく危険な崖へと続く道だった。
 庄助は無視しようと戸を閉めるが、結局はユノーを追いかけ、流れで兄のカイセルを助けることになった。
 
 そこから庄助、ユノー、カイセルの共同生活が始まった。
 庄助は二人のことを煩わしいと思いながらも、少しずつ受け入れていった。

 ――――そしてそれゆえに、血生臭い王位継承争いに巻き込まれてしまう。

 妖艶の美女が、爪に付いた血を舐めて、うっとりした声で言った。
「あなたの血、おいしいわよ。今までたぁくさんの人間を食べたあたしが言うんだもの、間違いないわ」

※舞台設定は江戸後期ですが主人公の思考と語彙がかなり現代寄りになってしまいました。そこは少しだけ目をつぶってください。うっすらと雰囲気を感じていただけたらと思います。
※作中にある「嫁も子供もいないのなら生きていても仕方ない」という旨の発言は、世界観を演出するためのものであって作者の考えではありません。
01.冬の戸口
2023/07/09 07:00
02.山桜の倒木の下
2023/07/09 07:00
03.ケガの手当て
2023/07/09 07:00
04.バケモノの理由
2023/07/09 07:00
05.メシの時間
2023/07/10 07:00
06.遊郭の大旦那
2023/07/11 07:00
08.穏やかな日々
2023/07/13 07:00
09.別れと新たな来訪者
2023/07/14 07:00
10.懐中時計の匂い
2023/07/15 07:00
11.鞭の音
2023/07/16 07:00
12.再会
2023/07/17 07:00
13.牢屋と食事
2023/07/18 07:00
14.夜明けの薬
2023/07/19 07:00
15.ユノの優しさ
2023/07/20 07:00
16.カイセの苦労
2023/07/21 07:00
17.犠牲
2023/07/22 07:00
18.決意
2023/07/23 07:00
19.霊の依の清め
2023/07/24 07:00
21.決着
2023/07/26 07:00
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