6.日常系エッセイ(過去作は検索除外しているのでこちらから)
最近、PS4のキャプテン翼にはまっています。
最近私は、PS4の「キャプテン翼 RISE OF NEW CHAMPIONS」というゲームにはまっています。
このゲーム、一言で言うと、よく人が吹き飛ぶゲームです。タックルやチャージで人が吹き飛ぶ。シュートでキーパーが吹き飛び、ドリブルでも人が吹き飛ぶ。タイガーパスに至ってはパスなのに人が吹き飛ぶ。吹き飛ばないのはオフサイドとかいう理不尽なナニカぐらいです。
……ホント、オフサイドって理不尽ですよね。
原作漫画では、オフサイドはフィールドの貴公子三杉淳だけが使える必殺ディフェンスだったはずなのに、何故かどのチームと対戦しても普通に取られるし、判定が変な気がするし、何よりコンピュータの操作キャラがオフサイドを回避しようとしてくれないという、本当に理不尽極まりないナニカです、あのオフサイドという奴は。
と、一部例外はありますが。基本的には何かするたびに人が吹き飛ぶ、吹き飛ばないのは邪道と、そう言っても構わないくらいに人が吹き飛ぶゲームです。
と、こんな風に書くと、いかにもフィクションでリアリティがないトンデモの類に思えてしまいますが。……でもこれ、普通に受け入れられる程度の表現のような気もするのですよ。なんというか、別に人が吹っ飛ぶから面白いという訳ではないと思うのですが、同時に、人がふっとばないようなキャプ翼は何か間違っている、いまいちではないかと、そう思えてしまうのです。
そう考えると、これは俗に言う「現代スポーツは異世界ファンタジーよりも奇なり」という奴だと思うのですよ。なんだかんだで現代スポーツ物って異世界ファンタジーよりも人気があるジャンルだと思いますし、そういう表現も許されるような土壌はあるよねと。
現代スポーツ物は、理屈ではないと思います。ライバルとの戦いがあって、戦う理由がある。戦うために努力をし、戦うために友情を深め、戦うことで友情が芽生える。戦うことが全てで、全ては戦うためにある。そして、戦いというのは勝敗が全てだけど、同時に戦うことが全てで勝敗なんてどうでもいい。異世界ファンタジーよりも遥かに濃厚な戦闘がそこにはある、そんな風に思うのです。
現代スポーツ物に理屈はいらない。魂のぶつかり合いがあれば、どんな不条理だって受け入れられる。現代スポーツ物というジャンルは、そんな空気をコツコツと積み上げてきたと、そう思うのです。
――ホント、現代スポーツ物は存在感がデカ過ぎんだろ……なんて、そんな風に思います。
まあ、ゲームにはまっている理由はちょっと違う(ソシャゲの巡回に近いはまり方をしている)と思いますが。ゲームだから勝たないと先に進めませんし。でもまあ、それはそれ、これはこれということで(笑)