もしも僕が君の前からいなくなっても決して探さないで欲しい。
朝、起きるとベッドの隣で君が寝ている。
これが僕と君のいつも通りの日常。
これがどれほど特別で類稀で幸運なことなのか、僕らは考えたことさえない。
考える必要がないほど当然だから?
いや違う、それは互いを失うことを恐れているから僕らは当然を当然と考えることで目の前の現実から逃げているだけにすぎない。
ねえ、君よ。ちょっと考えたことはないかい。
もしも朝目を覚ました時に隣で寝ている僕がいなかった時のことを。それはとても悲しいことで、辛いことに違いない。
もしもアポロチョコの先端がイチゴのチョコでは無く、タラコだったらこんなに悲しいことはないだろう。
それは何か中途半端に塩辛く、それでいて土台のチョコはあくまでチョコの味がするはずだ。
僕たちだってきっと同じさ。君と僕が同じベッドで眠っているのに朝起きたら隣に僕がいない。もしくは君がいない。
それはきっと上下どちらかのチョコがタラコに変わっていることと同じ事なんだ。
当然が、日常が失われるということはこんなに悲しいことなんだ。
イチゴとタラコとチョコレート、それは僕と君と君の肩の上に乗っている誰かの手。
同じようで全く違う。ていうか、それ誰の手?
あ、手が動き始めたよ。
指先を器用に動かして「おいで、おいで」と僕に向かって何かを伝えようとしている。
そんな様子を見た君はカメレオンのように舌を伸ばして手をキャッチ。あっという間に食べてしまった。
よし、見なかったことにしよう。
というわけで話は何だっけ、
そうそう素麺と冷や麦の違いの話だったね。この前テレビで紹介していたけど太さによって呼び名が違うだけだそうだ。
これで僕たちはまた一つ賢くなった。
さあ、嫌な事なんか全部忘れて前に進もう。
僕と君さえいれば世界征服だって夢じゃない。
ゴー!ゴー!ゴー!