第19花 「俳句2」
「こほん……では僭越ながら俺が先に読ませて頂きます!」
『おー(パチパチ)』
賞金を勝ち取る為に僕達は俳句の見せ合い……もとい読み合いをする事になりトップバッターは梶君になった。自身満々の感じなのでこれは期待が出来そうだ……
「では……一句。『お腹ぐーたんぽぽがある食べようか』」
「ちょっと待てぃ」
前言撤回しよう。酷かった。これは中々に酷かった。多分昔の偉人が聞いたら筆で暴れるかもしれないレベルだ。
そう思いながら止めた僕に梶君は少し不満気に反論するが……
「えー、何ですか?何かおかしかったですか!?」
「いや、おかしいと言うか俳句の内容が……」
「存在がおかしいだろ」
「椎名さん!?」
これまで沈黙で唖然としていた椎名さんまさかの毒舌。と言うか直球毒舌。
「いや、椎名!お前おかしくないかそれ!?」
「だってそんなおかしい俳句詠む奴なんてそうそういないぜ?」
「だから何がおかし」
「だからお前だよ!!」
「がふっ」
声を荒らげて反論していた梶君。
女子相手に口喧嘩で1分以内KO!!
「で、でも中々良いとは!」
『思わない(です)』
「ごはぁっ!?(ばたっ)」
何と椎名さんだけで無く桜野さんも加わり今度こそダウン!
ドンマイ。でも、それは自業自得です。




