創造者の独り言
少しずつ、ゆっくりと投稿していきます。コメント待ってます。
『あなたには一つ、異能力を与えましょう。異能力は、あなたしか持っていません。口外することや、はっきりとした能力使用による破壊も禁止です。どのようなものなのかは授かればわかります。では、良い人生を。』
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この日、人類は、異能力を授かった。全員。しかも先のどのようなメッセージ付きで、である。
きっと、SNSに投稿する者、友達や家族に自慢する者、ルールを守り誰にも明かさず、しかし内心では興味がある者、色々いるだろう。そして、この光景をみた男は、呟く。
「想定通りだし、しょうがないよな。『■■■■■』 ■■■■」
瞬間、SNSの投稿動画にノイズが走り、能力に関しての会話は別の話題に切り替わり、『異能力』のことが一時的に世界中から忘却される。
男はそれを見届けて、自転車を漕ぎ進める。とある場所へ向かうために。
その背中は、まだ幼かった。
とりあえずこんかいはここまでです。




