黒色の絵の具
平凡な日常。普通の世界。退屈な日々。くだらない思い出。
俺はそんな普通の世界が好きだった。
非日常的な世界なんて嫌だ。少なくとも現実の物理理論を変える存在なんていらない。
そんな風に俺は思っていた。
そう考えるようになったのはなぜだろうか。人々は普通ではない世界に憧れ、他人とは違う何かを掴みたいと、そう思っている。
俺の心の闇に潜んだ黒色はまだ、俺を邪魔するつもりなのか。
俺はそんな普通の世界が好きだった。
非日常的な世界なんて嫌だ。少なくとも現実の物理理論を変える存在なんていらない。
そんな風に俺は思っていた。
そう考えるようになったのはなぜだろうか。人々は普通ではない世界に憧れ、他人とは違う何かを掴みたいと、そう思っている。
俺の心の闇に潜んだ黒色はまだ、俺を邪魔するつもりなのか。
PROLOGUE
2010/04/06 16:45