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第一話 青年、転生する!

それでは始まります

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


辰弥「はぁ…………疲れた」


ため息と愚痴をこぼしながら俺、『河上辰弥』は帰路に着いていた。多分今日はここ最近の中で最も疲れた日だろう。何があったかと言うと………


今日の朝………


辰弥「え、打ち上げェ?」


同級生「そうそう!クラスの奴等で行くんだけどよぉお前も来いよ!」


辰弥「えぇ~。」


正直行きたくねぇ。前のクラスの打ち上げでも店に迷惑かけて俺まで叱られたし………また同じ事になるぐらいなら他の友達と行くわ。


辰弥「俺この後用事あるからパス、そっちはそっちで楽しんどけよ。」


同級生「えぇ……けどもうお前の名前も入れて予約しちまったし、せっかくだし来いよ!」


辰弥「お前らなぁ………」


なーんで俺のクラスの奴等はこうも身勝手な奴ばっかなんだよ……そうなったら行くしかねぇじゃねぇか。


辰弥「……分かった、何時集合だよ?」


同級生「夜の7時に焼肉くいーんに集合な!ぜってぇ来いよ!」


プツン


辰弥「はぁ……行きたくねぇなぁ……。」


そう愚痴をこぼしながらもう夜の6時なので用意を済ませ集合場所の焼肉屋まで向かった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


焼肉くいーん


7時10分………少し遅れちまったけどいいか。そう思い、店の中に入りクラスの奴がいる場所まで向かった。


辰弥「悪ィ遅れた……ってどうなってんだよこれ!!」


テーブルには絶対に食べ切れない程の肉にサイドメニュー、床には持ってきたであろうお菓子の残骸が散らかっていた。


同級生「あ!来た!遅れてんじゃねぇぞ辰弥ィ!」


辰弥「お前らなぁ………こんなんじゃまた説教食らっちまうぞ!?」


同級生「けどぉ………楽しめればそれでいいじゃねぇかよぉ…!」


辰弥「そう言う事じゃなくてなぁ………」


ガラガラガラ………


店員「あのーお隣にもお客様がいるので……」


辰弥「あ、」


同級生「あ、」


こうして店長の所まで連れて行かれ一時間ぐらい説教をされ、挙げ句の果てには予定の倍お金を払わされる事になった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


辰弥「ったく………何でこんなことになるんだよ!まじで腹立つ……」


来いよって言われて嫌々来たってのにろくに良いことがねぇ。まじで来るんじゃなかったわ。


辰弥「あーあ、何か良いことねぇかなぁ!!」


そう愚痴を叫びながら歩いていると前の方からフードを被った男が来た。そして俺の進行方向を塞ぐかのように前にたった。


辰弥「あ、すいません。すぐ退きますね。」


???「その必要はない。」


辰弥「へ?」


グサッ……


???「そなたはもうすぐ死ぬのだからな」


辰弥「ガバッ……何だぁ……コレェ……!」


ナイフか?これ……何か……刺さってる……


???「これで……我が世界は救われる……!あんな奴らに頼らずとも……!」


あんな………奴ら?何……言ってんだ……コイツ……ダメだ……意識が……


こうして俺、河上辰弥の人生は終わった。









かに思えた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


辰弥「…………うぅ、ひでぇ目にあった……って、俺……生きてる?」


確か……変な奴に腹をナイフで刺されて死んだような気が…


ビュオォォォォ……!


辰弥「おぉ…!風強すぎんだろ。天気が悪いわけでもな……え?」


突然の風に少し驚きながら辺りを見渡すと、ちょうど俺の頭上を何かが横切った。


辰弥「なん…だ、ありゃあ?」


よく見ると、その何かは俺がやってたゲームなんかによく出てきたヤツ……ドラゴンだった。


辰弥「何で地球にドラゴンが……あれ?何処だここ。」



あまりの驚きに忘れていたのか、俺がいた場所は俺がいた世界では全く見た事がないような草原だった。


辰弥「もしかして…………俺、転生した?」


自分の置かれた状況にやっと気がついたところで、すぐに自分の"体"に何が起きたのかも気づいた。


辰弥「ん?……なんか背中と頭に違和感が……」


思わず近くにあった池で自分の姿を見ると、頭には角が生え、背中には翼、挙句の果てに尻尾も生えていた。


辰弥「あれ……あぁぁぁぁっれぇぇぇぇぇえ!?!?」



その日を境に俺の第二の人生が始まった。


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