第27話
遅れてすみません
他の作品を書いたりとかしてたのもあったのですが、小学生の授業とか調べてたら遅れました
自分の頃はタブレットなんてありませんでしたし
後、小学生について調べててなんか変態みたいだなとふと思って軽く凹んだりもしてました
朝のホームルームも終わればすぐに授業開始です。
ここ数年の間に文科省とやらの方針で授業にはタブレットという電子機器を使用するようにとお達しがあり、私の学校でも去年から導入がされました。
とはいえ、まだまだ手探りの段階のようで使う授業と使わない授業があります。
そして、1時間目であるこの授業では使う授業。
といっても、授業で使う資料を配布したり、動画を見るようにとURLが送られてくる程度なんですけどね。
しかし、私としてはやはり手書きが出来る紙の方が好ましいです。
タブレットじゃあどう頑張っても魔術を発動出来ませんし。
2時間目は使わない授業。
というのも、2時間目の授業は算数なのでタブレットがあるとズルしてしまう可能性があるから。
タブレットには電卓アプリが標準搭載されていて、小学校の算数で習うような計算問題なんかあっという間に答えが導き出せてしまいます。
それでは計算力が身につかないからと、机の上に出すことすら禁止されているというわけなのです。
3時間目、音楽の授業。
音楽の、授業なんですよねぇ……はぁ、憂鬱。
「華琳ちゃん大丈夫?」
「大丈夫じゃないです。あー、なんで今日歌のテストなんてやるんですかね。というか歌にテストなんて必要ないと思うんですよ。楽しく歌えばそれでいいじゃないですか。風夏もそう思わない?」
「華琳ちゃん、歌苦手だもんね〜」
「うっ……。まさかこの私にこんな弱点があるなんて」
自分で言うのもなんですが、私、声がすごく綺麗なんですよ。
それはパパが撮影した学芸会の劇を観て客観的に判断した事なのですが、間違いなく美声です。
周りからも声優やナレーター、アナウンサーになれると言われてますし。
そんな私ですが、歌のリズムキープが大の苦手で毎回それで低い点数をつけられてます。
前世では歌なんて吟遊詩人か劇場歌手が専門で歌うくらいで、後は宴とかで酔っ払いが歌うくらいだったこともあり、歌とはあまり馴染みがなかった。
だから自分が下手なのも気付けなかったんですよね……。
「子供の頃は良かったなぁ。ただ楽しく歌いさえすれば良かったんですから」
「今も子供だよ華琳ちゃん」
小学生からしてみれば幼稚園児なんて子供でしょうに。
「ほら、音楽室行くよ〜」
「うぅ……」
「普段は真面目で優秀で劉崎を引っ張る曹永も音楽だけは立場逆転するのな」
「そういうところもかわいい」
「お前曹永の事好きなのかよ?」
「ばっ!? 本人に聞こえるだろ!」
「マジかよー」
「でも曹永かわいいし良くない?」
「お前も声でかいって!」
はいはい、丸聞こえですよー。
でも残念。
今のところ異性……異性? 同性? えっと、男の子とどうこうとかは特に考えてませんので。
君達が私を好きになろうと相手をする事は無いので諦めてねー。
「むー……」
「風夏? どうしたの?」
「華琳ちゃんは渡さないもん」
「あはは……風夏も聞こえてたんだ。でも安心して。私も風夏の方が好きだから」
「ならよし!」
「何それ……ふふっ」
どこからともなく、てぇてぇという声が聞こえてきましたがなんなんでしょうね、てぇてぇって。
そして時間に間に合い遅れる事なく音楽の授業を受ける事が出来ました。
テストの結果はまあ、お察しという感じですけど……はは。
また今回も成績評価は1になりそうですねこれは。
苦手なのは音程ではなくリズムキープですから、当然リコーダーにも影響があるわけで、今後もいい成績になるとは思えません。
事実これまでの音楽の成績はオール1ですし。
いつかは2を取ってみたいものですね。
無理でしょうけど。
劉崎は風夏の名字ですね
名前呼びだった事もあってこれまで出す機会がありませんでしたが、ようやく出てきましたね
ちなみにさっき決めました




