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その時はまだ 1

 「淳弥ー帰ろ」

…あぁもうそんな時間か、6限までは起きてた、多分。

文化祭前の7限はとにかくダルい。

文化祭が嫌いなわけじゃないむしろ言われた仕事はしっかりとこなす方だ。

でも、段取りのなってない進行役、話を聞かずにクラスTシャツを考える女子、そして、進行役に任せて他の先生と話しに行った担任。今担任の居ないこのクラスはもはや、暇な高校生の溜まり場でしかない。

ここで俺が起きてる意味とは?


 なんて事を考えていたら寝てしまっていた。

さっきまでクラスTシャツを考えていた女子は今度は恋バナで盛り上がっている。これはまた暇なこった、

正孝が迎えに来るまで寝てた俺が言うことでもないか。


 正孝は俺の幼馴染で、俺の一個上。仲は良いし、正直ガキっぽい所があるから、どっちが上とかもないようなものだけど。

「淳弥のクラスは、文化祭何にするか、決まった?俺のところはお化け屋敷」

目をキラキラさせて、すっごく嬉しそうに話す正孝は心が本当に綺麗そうだなといつも思う。

「俺寝てたから分かんねー、多分食べもん系じゃね進行役の今井がめっちゃ、たこ焼き、たこ焼き言ってたし。」

「たこ焼きかぁ、当日混みそうだから、一緒にまわるときに持ってきて!」

  一緒に周るの前提なのね、嬉しいけどこいつも高校最後なんだし友達と周れば良いのに、でも俺は優しく無いからそんな事は言わずに、正孝と周るずるいよな。

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