第二章 20話 いざ出発! ☆
---------------------
とうとうこの日がやってきた。指名任務前日だ。この日のためによく寝……たかったがやはり昨日はRINAのライブ後、皆でワイワイ楽しく食べたり話をしたりで余韻に浸っていたから深夜まで寝れなかったのだ。
その結果がこれだ。
シュウ「起きてくださいよー!ワグさーん!」
ワグ「うぅ…RINAぁ…もうちょっとだけぇ…」
ワグはこの通りぐっすり寝ている。
シュウ「はぁ…ワーグーさーん!」
シュウはワグを起こそうと揺さぶる。が、
ワグ「うぅん…RINAが夢の中には会いに来てくれるんだぁ…zzZ」
シュウ「全然起きないよこの人…」
すると小張から通信がくる。
小張「何してるの?まだ準備中?」
シュウ「それが…ワグさんが起きないんですよ…」
小張「はぁ!?準備できてないといけない時間じゃない!もう私が行くよ!」
シュウ「お願いします…」
そして、カシャンっと扉が開き、小張が少し怒った表情で部屋に入ってきた。
小張「おい。ワグ、起きろよ。」
ワグ「うぅん…zzZ」
小張「もう殺るしかないか…」
小張は手をぐぐっと尖らせる。
小張の能力は鋭利に尖らせることは出来ないが、体のどの部分でも尖らせることが出来る能力だ。
シュウ「いやいやいや!それは駄目ですよ!代わりも居ないんですから!」
小張「うーん…どうするか……そうだ!」
小張はニヤリと笑い、ワグの耳元に顔を近付け言った。
小張「もう彰さんにおはチューしてもらうしかないかなぁー?」
ワグ「はい!起きた!今起きた!!さっさと準備しますから!それだけは許して!!」
小張「じゃあさっさと動いてねー。私は先に一階フロアで待ってるから!」
シュウ「シュウ流石小張さんです、、ありがとうございます!」
ワグ「くそぉ!!」
ワグは凄い早さで準備を始めた。
シュウ「あ、その間に資料を見直そうかな。」
シュウは今回のメンバーの資料を確認する。
──────────────────────
フリークショー「ノブ」勧誘作戦
BARKERsメンバー4名
名前:芦屋修二
年齢:17 能力:浮く能力
能力詳細:空中を浮遊することが出来る。
名前:和久廻
年齢:20 能力:回る能力
能力詳細:体のどの部分でも回すことが出来る。
名前:小張麗
年齢:21 能力:尖る能力
能力詳細:体のどの部分でも尖らせることが出来る。
名前:椎名花見
年齢:18 能力:予想する能力
能力詳細:物事を見当することが異常に長けている。
──────────────────────
シュウ「よし、頭に入ったぞ!」
ワグ「おっしゃ!行くぞシュウ!準備出来たからよ!」
シュウ「あ、はーい!」
こうして、初めての指名任務が始まった。
第二章 奇怪至極なサーカス団
イラストはそらとさんでーす!
ありがとうございます!