第一章 2話 能力の発症
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ピピピピピピピピピ!!ガシャッ
シュウ「んーー!!」
今日も最高な目覚め!
シュウ「…夢じゃない…よな?」
ベッドから起き、床に足を着けず、そのまま昨日の浮いたイメージを想像してみる。
やはり浮く。その高さを保つように且つ、若干ふわつきながらも確かに浮いている。
浮いたきっかけはこうだ。
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一昨日、シュウは爆睡していた。その時、何か嫌な夢を見ていた気がするが、その夢を思い出すことはない。だが、とても苦しい夢だったのは分かる。そして、ゴロゴロ寝返りをして、グラッとベットから落ちそうになる。その瞬間意識は現実に戻った。
落ちる───!
ぶわっと重力はシュウを掴むが一向に衝撃がシュウを襲わない。
パチッと目を開けると目の前には壁があった。
あれ?と思った時にドスンと壁に顔をぶつける。
シュウ「いった……」
そして、気付く、ぶつかったのは床だったと。
シュウ(あれ……?寝惚けてたのか?止まった気がしたけど…)
これが能力に気付くきっかけだった。
そして、その記憶が朝になってもまだ残っており、試しに軽くジャンプをしてみた。
シュウ「んー夢だったのかな?」
少しも空中で保つことなく降りる。
シュウは階段を降りてリビングに向かう。やはりそれでもその夢が違和感が有りすぎて気になる。シュウはその夢を強くイメージしながら階段の3段目から飛んだ─
シュウ「うわっ………嘘だろ?」
シュウは空中に浮いていたのである。
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シュウ「やっぱ最高だな、これ。今日こそ二人に見せよ!」
昨日はトモも美香も話に乗ってくれず、見せることは叶わなかった。
でも今度は無理矢理にでも、目の前で浮いてみせる!!そう決心して、心もふわふわと浮わつきながら、学校へ向かった。